スコットランドサッカー協会が6月までの再延期を決定「全会一致で合意した」

　スコットランドサッカー協会(SFA)は9日、全てのサッカー活動を更に6月10日まで延期することを発表した。

　4月30日までの試合延期を発表していたSFAは「理事会がテレビ会議を開き、政府統治機関の最新情報や医学的アドバイスを含め、今後について議論した。このアドバイスに基づいて、協会は、少なくとも6月10日まで、プロからレクリエーションまですべてのレベルでの試合の中断を延長することに全会一致で合意した」と発表した。

　SFAは、「少なくとも13週間は制限が解除されない可能性が高く、NHS（国民保健サービス）スコットランドは2020年6月10日までは緊急体制に置かれているという」というアドバイスを受け、決定に至ったと報告。この決定を受けてSFAのロッド・ペトリー会長は次のように声明を発表している。

「私たちはジョン・マクレーン博士のグループとスコットランドFA理事会の意見に感謝しています。命を救うために導入された政府の規制は遵守されなければならず、今後数週間のスコットランドでのサッカーどころか、トレーニングの早期再開の見通しも立っていないという非常に明確なメッセージがある」

「少なくとも6月10日まですべてのサッカーを中断するという決定は、クラブが選手、スタッフ、サポーターの安全と健康を確保し、コストを削減するための措置を講じることを支援するものです。スコットランドのサッカー界は、NHSスコットランドとケア部門で働くすべての人を称える。彼らのリソースが新型コロナウイルスのために限界まで試されているこの時に、追加の負担をかけるべきではありません」