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真の古豪…欧州4大リーグで前回優勝からの空白期間が最も長いクラブは?

[写真]=Getty Images

 3月1日にイングランドサッカーの“聖地”ウェンブリー・スタジアムで、カラバオ・カップの決勝が行われ、大会2連覇中のマンチェスター・Cとアストン・ヴィラが対戦した。試合はセルヒオ・アグエロとロドリのゴールを守り切ったマンチェスター・Cが勝利し、3年連続7回目の優勝を果たした。

 アストン・ヴィラは1888年に始まったフットボールリーグの初期メンバーで、トップリーグとFAカップで過去7回の優勝を誇る名門。1996年のリーグカップ(現カラバオ・カップ)優勝を最後にメジャータイトルとは縁がないが、英国王室のウィリアム王子が応援するクラブとして知られ、国内外での人気も高い。それだけに3月1日の試合で優勝トロフィーを手にすれば、“古豪復活”を強く印象づけることができたはずだったが、惜しくもあと一歩届かなかった。

 アストン・ヴィラに限らず、欧州にはタイトルから長く遠ざかるクラブがいくつもある。そこで今回は、今シーズンの欧州4大リーグ全78クラブを対象に、前回優勝からの空白期間が最も長いクラブを調査してみた。

 なお本稿での“優勝”とは、メジャータイトル(国内リーグ、国内カップ戦、欧州カップ戦)の獲得を指す。下部リーグでの優勝経験や親善大会での優勝は考慮しない。トップ10は以下の通りだ。

▼10位タイ

ウルヴァーハンプトン(イングランド)

[写真]=Getty Images


直近のメジャータイトル:リーグカップ(1979-80シーズン)

 FAカップで4度の優勝を誇るが、直近のメジャータイトルは1979-80シーズンのリーグカップ(現カラバオ・カップ)。ノッティンガム・フォレストを1-0で下し、頂点に立った。

ウェストハム(イングランド)

[写真]=Getty Images


直近のメジャータイトル:FAカップ(1979-80シーズン)

“ハマーズ”の愛称で親しまれるウェストハムは、1979-80シーズンのFAカップに優勝。アーセナルとの決勝戦には、現在チェルシーを率いるフランク・ランパード監督の父フランク・ランパード・シニアが出場していた。

デュッセルドルフ(ドイツ)

直近のメジャータイトル:DFBポカール(1979-80シーズン)

 ブンデスリーガのクラブで唯一、トップ10入りを果たしたのがデュッセルドルフ。1970年代に黄金期を迎えると、1979-80シーズンのDFBポカールで大会連覇を達成した。

▼9位 

サウサンプトン(イングランド)

[写真]=Getty Images


直近のメジャータイトル:FAカップ(1975-76シーズン)

 今冬までDF吉田麻也が在籍していたサウサンプトンは、1975-76シーズンのFAカップ優勝が唯一のメジャータイトルになる。2002-03シーズンには同大会で決勝まで勝ち進んだが、アーセナルに0-1で敗れて準優勝に終わった。

▼8位 

ボローニャ(イタリア)

直近のメジャータイトル:コッパ・イタリア(1973-74シーズン)

 第9位はDF冨安健洋が所属するボローニャ。セリエA優勝7回を誇るが、直近の優勝は1963-64シーズンで、1973-74シーズンのコッパ・イタリア優勝を最後に主要タイトルとは縁がない。イタリア屈指の古豪だ。

▼7位 

バーンリー(イングランド)

[写真]=Getty Images


直近のメジャータイトル:FAチャリティーシールド(1973年)

 これまでにトップリーグ優勝2回、FAカップ優勝1回を成し遂げたが、いずれも50年以上前の話。
現在のFAコミュニティーシールドにあたる「FAチャリティーシールド」を1973年に制してからは、栄光から遠ざかっている。

▼6位 

カリアリ(イタリア)

直近のメジャータイトル:セリエA(1969-70シーズン)

 今から50年前の1969ー70シーズンに、イタリアサッカー界のレジェンドとして知られるルイジ・リーヴァを擁してセリエA優勝。これがクラブ唯一のタイトルになる。その後は下部リーグへの降格も経験したが、2016-17シーズンの復帰以降はセリエAで戦い続けている。

▼5位 

ニューカッスル(イングランド)

直近のメジャータイトル:インターシティーズ・フェアーズカップ(1968-69シーズン)

 FW武藤嘉紀が所属するニューカッスルは、トップリーグ優勝4回、FAカップ優勝6回を誇る名門クラブ。しかし、プレミアリーグでの優勝経験はなく、1995-96シーズンには首位を快走していたにも関わらず、大逆転でマンチェスター・Uに優勝をかっさらわれた。1968-69シーズンに優勝したインターシティーズ・フェアーズカップ(現ヨーロッパリーグ)が最後のタイトルとなっている。

▼4位 

アタランタ(イタリア)

直近のメジャータイトル:コッパ・イタリア(1962-63シーズン)

 イタリア屈指の育成クラブとして知られるアタランタは、1962-63シーズンのコッパ・イタリアで初優勝。その後、3回にわたって同大会の決勝に進出し、昨季は56年ぶりの優勝に近づいた。しかし、ラツィオに敗れて準優勝に終わった。悲願達成とはならなかったが、今季はクラブ創設112年目にしてチャンピオンズリーグ初出場。欧州8強へ王手をかけている。

▼3位 

ジェノア(イタリア)

直近のメジャータイトル:コッパ・イタリア(1936-37シーズン)

 セリエAで最もタイトルから遠ざかっているのが、FW三浦知良(現・横浜FC)が所属したことでも知られるジェノアだ。セリエAの優勝回数(9回)は、ユヴェントス(35回)、インテル(18回)、ミラン(18回)に次ぐが、直近の優勝は1928ー29シーズンのこと。カップ戦を含めても、1936-37シーズンのコッパ・イタリア優勝を最後にメジャータイトルとは縁がない。

▼2位 

シェフィールド・ユナイテッド(イングランド)

直近のメジャータイトル:FAカップ(1924-25シーズン)

 クラブ創設は1889年。130年以上前から活動し、今季13年ぶりのプレミアリーグ復帰を果たしたシェフィールド・ユナイテッドは、トップリーグ優勝1回、FAカップ優勝4回を誇る名門だ。しかし、1925年のFAカップ優勝を最後に、95年にわたってメジャータイトルと縁がない。

▼1位 

ブライトン(イングランド)

直近のメジャータイトル:FAチャリティーシールド(1910年)

 1901年にクラブが創設されると、9年後のFAチャリティーシールド(現FAコミュニティーシールド)でアストン・ヴィラを破って優勝。これが現在までに獲得した唯一のメジャータイトルになる。110年の“空白期間”は、今シーズンの欧州4大リーグで最長記録だ。1910年と言えば、明治43年。日本では、映画界の巨匠として知られる故黒澤明監督が生まれた年になる。

(記事/Footmedia)

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