2019年のW杯は惜しくも決勝T1回戦で姿を消した豪女子代表 [写真]=Getty Images
オーストラリア女子代表(マチルダス)は6日、オーストラリアサッカー連盟(FFA)及びオーストラリアプロ選手協会(PFA)と新たな包括的労働協定(CBA)を結んだことを、公式サイトで発表した。
新たなCBAは4年契約で、マチルダスはオーストラリア男子代表(サッカルーズ)とナショナルチーム全体の2019-20シーズンにおける総収入の24%ずつをシェアすることに。シェアする金額は1年ごとに1%増加する。また、24%のうち5%のシェアはオーストラリア代表のユースチームに再投資され、両チームの選手たちはこれを委託するという。これによって、将来世代の選手たちにも最低限の投資が保証されることになる。
マチルダスの試算によると、新しいCBAによって様々な賞金の選手への割り当てが増加することになる。FIFAワールドカップ予選の場合、賞金の割り当ては従来の30%から40%に増加。さらに決勝トーナメントに進出すれば50%に増加する。ほかにも、AFCアジアカップにおける賞金の割り当て額増加なども期待されている。
マチルダスは合意について、「試合のあらゆる面におけるジェンダー公平の問題に対処し、代表チームの収益増加に基づいて選手に報いるための持続可能な金融モデルを構築する、という決意を反映しています」と述べ、新たなCBAがサッカー界の男女格差是正に向けた画期的な第一歩になるだろうとした。