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レヴァンドフスキ、マタら…学業との両立を果たしたサッカー選手たち

2019.01.23

学業との両立を果たしたサッカー選手たち [写真]=Getty Images

 1月19日と20日に、2019年度の大学入試センター試験が行われた。志望校合格を目指してラストスパートに入った受験生は多いだろう。サッカー界にも、学業との二足のわらじを履きこなし、大学卒業を果たした選手たちが存在する。そこで今回は、学問の世界でも素晴らしい実績を残しているプレーヤーを7名紹介する。

写真=Getty Images

ジョルジョ・キエッリーニ

ジョルジョ・キエッリーニ

ピッチ上では無骨なイメージしかないが、ユヴェントスのDFリーダーとして活躍するキエッリーニは実は秀才でもある。2010年にイタリアの名門トリノ大学を卒業。経済学と商学の学士号を取得した。その後も同大学院の社会人向けコースで経営学を学び、2017年に修士号を授与された。修士論文のタイトルは「国際基準におけるユヴェントス・フットボールクラブのビジネスモデル」。満点をとって優秀の評価を得ている。昨年11月、マンチェスター・Uで指揮を執っていたジョゼ・モウリーニョ監督は「ハーバード大学で授業を持つことができるはずだ」とキエッリーニの守備を称えたが、教壇に立つこともまんざらではないかもしれない。

ヴァンサン・コンパニ

ヴァンサン・コンパニ

マンチェスター・Cの主将コンパニも勉強熱心な選手として知られており、10代の頃には大学卒業を優先するため海外移籍を拒んだほどだ。2017年末には、5年の歳月をかけてイギリスの名門アライアンス・マンチェスター・ビジネス・スクールを卒業。経営学修士(MBA)を取得した。卒業研究では、トップレベルでのプレー経験を持つ選手25人にインタビューを実施。プレミアリーグのクラブがホームゲームでどれほどのアドバンテージを得ているか、分析を行ったそうだ。「出来るだけ長くサッカーを続けたいと思っているけど、将来的には学業と現役時代の経験を生かすことを検討するかもしれない」と、本人はコメントしている。

フアン・マタ

フアン・マタ

知的なプレーでファンを魅了するマタは、スペイン時代にマドリード工科大学でジャーナリズムを専攻。さらにイングランドへ渡った後も勉強を続け、カミーロ・ホセ・セラ大学でスポーツ科学とマーケティングの学位を取得した。同大学はスペインの首都マドリードにあるため、通学することは困難だったが、家庭教師を雇うなどして研究に取り組んでいたようだ。なお、読書を趣味としており、日本の作家である村上春樹氏のファンとしても知られている。

シモン・ミニョレ

シモン・ミニョレ

母国ベルギーのシント・トロイデンでプロデビューを飾ったミニョレ。同クラブ在籍時には、1425年に開校し、現存するヨーロッパ最古のカトリック系総合大学として知られるルーヴェン・カトリック大学で政治学を学んだ。しかし、在学中の2010年にサンダーランドへ移籍。その後はなかなか授業に参加できず苦労したようだが、試験の日程をずらすなど大学側のサポートもあって無事に卒業を果たした。語学が堪能であり、英語のほかにも、フランス語、オランダ語、ドイツ語を自在に操ることができる。

ロベルト・レヴァンドフスキ

ロベルト・レヴァンドフスキ

ポーランド歴代最多得点記録を持つレヴァンドフスキも“大卒”の資格を持つ選手の一人だ。2007年にワルシャワ体育大学に入学すると、選手生活と並行してトレーニング理論やマネジメントを学んだ。その後はクラブと代表での活動が忙しくなり休学した時期もあったが、2017年に10年の歳月をかけて卒業に至った。『RL9-栄光への道』と題した卒業論文では、路上でストリートサッカーに明け暮れていた少年時代から現在に至るまでの自分自身のキャリアを振り返り、成功のきっかけとなった出来事などを考察。見事、最優秀の評点を獲得したそうだ。

■アンドレイ・アルシャビン

アンドレイ・アルシャビン

(写真は昨年6月のもの)

ゼニトでプロデビューを果たし、アーセナルでも活躍した元ロシア代表MFアルシャビン。17歳のときに地元サンクトペテルブルクの大学に進学すると、化学を専攻。しかし、「女の子が多い」という理由で途中からファッションデザイン学を学び始め、学位を取得した。卒業後は自身のブランドを立ち上げ、女性服やスポーツウェアを販売している。昨年12月で現役を退いたが、ロシアでは“デザイナー”としても広く知られており、今後はアパレル業界でより一層名を馳せることになるかもしれない。

■ジョーダン・モリス

ジョーダン・モリス

(写真は2017年7月のもの)

メジャーリーグ・サッカー(MLS)のシアトル・サウンダーズに所属するモリスは、グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジ氏も学んだアメリカの名門スタンフォード大学の卒業生。しかも、大学在学中にアメリカ代表デビューを果たした異色のサッカー選手だ。学問の世界でも超エリートだが、フットボーラーとしても超一流。2016年にシアトル・サウンダーズに入団すると、プロ1年目でMLSの新人王を獲得し、チームをアメリカ王者に導いた。さらに、2017年のゴールドカップでは値千金の決勝ゴールをマークして、母国にタイトルをもたらした。大ケガを負って現在は長期離脱中だが、文武両道のアスリートとして今後のさらなる活躍が期待される。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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