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カンボジア代表監督就任後初勝利も…本田圭佑「次の試合がとても大事」

2018.11.21

監督就任後初勝利を飾った本田圭佑 [写真]=GFA Soriya

 20日に行われたAFFスズキカップ(東南アジア選手権)第3節で、オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーに所属するMF本田圭佑が実質的監督兼GM(ゼネラルマネージャー)として率いるカンボジア代表が、ラオス代表を3-1で下した。試合後、本田監督がインタビューに応じた。

 まず、本田監督は監督就任後6戦目で初勝利を収めたラオス戦についてコメント。目の前の結果に一喜一憂するのではなく、今後を見据えることが大事になると説いた。

「私は選手たちを誇りに思いますが、結果だけで満足したいとは思いません。なぜなら、過去の2〜3試合もいい試合をしたと思っていますが、勝てはしませんでした。結果次第で喜んだり悲しんだりするのではなく、引き続きチームの改善を目指していきたいです。また、試合後には選手たちに、これはあくまで過程であって、次のステップに向けてさらに進んでいくこと、そして次の試合であるベトナム戦がとても大事であること、ベトナムは技術も高く他の能力も高いため、いい準備が必要であることを伝えました」

 続けて、本田監督はカンボジア代表チームに帯同した感想、カンボジア代表選手のポテンシャルやカンボジアサッカーの今後について次のように話した。

「自分にとって初めての経験ですが、興奮しています。3日間ごとに移動して各国で試合をすることは気に入っています。このゲームについては勝たなければならないという大きなプレッシャーがありましたが、自分はプレッシャーが好きだし、このプレッシャーを前向きな力にして進んでいきたいです」

「これは始まりに過ぎず、もっと時間が必要だと思っています。若くて才能のある選手もいますが、カンボジアでは欧州のようなサッカー文化が育まれているわけではありません。そのため、今は彼らのサッカーに対する基準を上げ、マインドを変えるようにトライしています。基本的な意味においてです。彼らが違う環境・戦術・基準で育ってきているので、時間はかなりかかりますが、それらを高めたいと思っています」

「自分の情熱を全てのカンボジア選手に注ぎたいと思っています。今回契約した時に、自分が持っている全ての経験をもって、カンボジアサッカーの将来への成長に全力を尽くすことを約束しました」

 また、選手と指導者の両立については「実際のところ大変です。特に最近はカンボジアチームへの取り組みにたくさんの時間を費やしました。今週末、オーストラリアでの試合が良いものになるかどうか楽しみにしていてください」と述べている。

 次節は24日に行われ、敵地でベトナム代表と対戦する。最後に、本田監督は次節に向けての準備について問われ、「それについては今考えているところです。ベトナム戦の準備については(チームに)言わなければならないことがあります」とコメントした。

取材=GFA Soriya

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