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ウルグアイで珍事発生…クラブディレクターが処分、原因はニワトリ?

2018.03.14

フェニックスとラシンの一戦で珍事が発生 [写真]=Getty Images

 ウルグアイ1部リーグのフェニックスが、試合とは直接関係のない理由で同国サッカー連盟から処分を受けたとして話題になっている。14日付のイギリス紙『デイリーメール』や南米の複数メディアが伝えている。

 フェニックスは11日に行われたリーグ戦で、最大のライバルであるラシンをホームに迎えた。その試合前、同クラブのファンが放った2羽のニワトリ(雄鶏)がピッチに侵入すると、そのうちの一羽をディレクターのガストン・アレガーリ氏が蹴り飛ばしたという。

 報道によると、ニワトリの羽はラシンのチームカラーである緑色に塗られていたそうだ。日本でも「チキン野郎」という言葉が存在するように、南米でもニワトリは”臆病者”を意味する。宿敵を揶揄するために緑色のニワトリが放たれたとみられるが、暴力行為を働いたことで大騒動へと発展したようだ。

 アレガーリ氏の行為が多くのメディアで取り上げられると、動物愛護団体や一般市民から非難が殺到。同氏はTwitterを通じて謝罪したが、事態を重く見たウルグアイサッカー連盟は、フェニックスのホームゲーム1試合を開催中止とする処分を発表したという。

 フェニックスは、1916年にウルグアイの首都モンテビデオで創設された。不死鳥(Phoenix)を意味する「Fenix」をクラブ名とし、エンブレムにも鳥が描かれているだけに、さらにバツの悪い出来事となってしまった。

 なお、フェニックスは84分に決勝点を奪われ、重要な一戦を0-1で落としている。

(記事/Footmedia)

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