騒動を悪化させたPAOKのサヴィディス会長 [写真]=Getty Images
国際サッカー連盟(FIFA)は、ギリシャに対して全ての国際大会の参加を禁止することになると警告した。12日、ギリシャメディア『ekathimerini.com』が伝えている。
11日に行われたギリシャ・スーパーリーグ(1部)第25節でPAOKとAEKアテネが対戦。スコアレスで迎えた終了間際の90分、PAOKのDFフェルナンド・ヴァレラのヘディングシュートがゴールネットを揺らした。しかし、主審はオフサイドがあったとして得点を取り消すと、判定を不服としたホームのサポーターがピッチになだれ込む騒動に発展し、試合は中断された。
さらに、PAOKのイヴァン・サヴィディス会長が騒動に紛れ、腰にピストルを下げたまま2度にわたってピッチに侵入し、主審への抗議を行うなどピッチは大混乱。この結果、試合は中止となっていた。
これを受け、FIFAはギリシャ政府とギリシャサッカー協会に対して、あらゆる暴力の根絶を徹底するように要求。さらに、このような状況が改善されなければ、全ての国際大会に参加することを禁止すると警告した。
なお、ギリシャ政府はスーパーリーグを無期限に中止することを発表しており、FIFAはこの決定に注視しながら今後の動向を見守っていくとしている。
By サッカーキング編集部
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