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元フランス代表ナスリ、“ドーピング”により6カ月間の出場停止処分へ

2018.02.26

ナスリの処分はどうなるのだろうか [写真]=Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)はドーピング違反で元フランス代表MFサミル・ナスリに対して期限付きの追放処分を下したようだ。25日、イギリス紙『BBC』やスペイン紙『マルカ』など多数メディアが報じている。

 ナスリはセビージャに所属していた2016年冬の休暇中、12月26日に滞在先のロサンゼルスのホテルで500ミリリットルのビタミンを多く含む栄養剤を静脈注射したとされる。

 静脈注射という行為自体は問題ではないが、世界アンチドーピング機構はその許容範囲を6時間あたりで50ミリリットルまでと定めている。また、同機構は医療目的や救急における治療に関してはドーピングに当てはまらないと定めている。しかし、ナスリの場合は体調向上や疲労回復の為でありこれに当てはまらないと判断された。

 当時所属していたセビージャは2017年に治療目的使用に関わる除外措置申請を行ったが、これはUEFAに却下されている。当初2年間の出場停止処分が下される予定だったが、スポーツ仲裁裁判所にナスリ側が提訴し6カ月間に軽減される見通し。今回下される最終決定は26日に公式発表されるようだ。

 同選手はトルコのアンタルヤスポルと昨夏に2年間の契約を結ぶも、先月の31日に契約を破棄し無所属となっている。最近ではスペインのラス・パルマス入団が近いとの報道がでていた。かつてはマンチェスター・Cやアーセナルで活躍したナスリの処分はどうなるのだろうか。

By サッカーキング編集部

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