カカが現役引退を表明した [写真]=Getty Images
元ブラジル代表MFのカカが17日、現役引退を表明した。
今シーズン限りでオーランド・シティを退団し、去就に注目が集まっていたカカは、母国ブラジルメディア『グローボ』でのインタビューで、「プロ選手としての私のキャリアは終わりを迎えた」と現役引退の決断を明かした。
「現役生活について真剣に考え、冷静に決断を下す時間が必要だった。僕の家族や兄弟、恋人など親しい人たちにも相談した。ヨーロッパにも行って数試合観戦し、ポテンシャル溢れるサッカーを見て感動した。そして真剣に考えた結果、プロ選手としてのキャリアを終える決断に至った」
そして今後については、「新たなスタージが始まる。別の役割でサッカー界に関わっていけるように準備している。今後は選手としてではなく、監督やスポーツ・ディレクター、クラブと選手をつなぐような仕事で、クラブに関わっていきたい。古巣のミランからはすでにオファーを受け取っている。これからは勉強を重ねて、準備をしていきたい」と話した。
また、自身のインスタグラムでも「僕が想像できる以上のものだった。ありがとう! 今は次の旅への準備ができているよ」とコメントしている。
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現在35歳のカカは、2001年に母国のサンパウロでデビュー。2003年にミランに移籍し、欧州初年度の2003-04シーズンにはセリエA優勝に貢献した。06-07シーズンにはチャンピオンズリーグで得点王に輝く活躍でミランを欧州制覇に導き、2007年のバロンドールとFIFA最優秀選手賞をダブル受賞していた。
2009年にはレアル・マドリードに移籍したが、負傷などの影響もあり、思ったような活躍ができず、2013年にミランへ復帰。古巣に1シーズン在籍し、FW本田圭佑(現パチューカ)ともプレーした。2014年夏に古巣サンパウロへの復帰を経て、2015年1月からMLS(メジャーリーグ・サッカー)に参入したオーランド・シティでプレー。初代キャプテンも務め、通算78試合出場25ゴールを記録していた。
ブラジル代表では2002年1月にデビューを飾ると、半年後に行われた日韓ワールドカップのメンバー入りも果たし、世界制覇も経験。通算92試合に出場し、29ゴールをマークした。
By サッカーキング編集部
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