2017.05.10

FIFA倫理委員会のトップが交代…チェアマン「FIFA改革における事実上の終焉」

ハンス・ヨアヒム・エッカート
FIFA倫理委員会のチェアマンを務めているエッカート氏 [写真]=Getty Images
サッカー総合情報サイト

 国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会のチェアマンが、現在のFIFAのあり方の疑問を持っているようだ。イギリスメディア『BBC』が10日付で報じている。

 FIFA倫理委員会とは、FIFA自身が定めた倫理綱領に従って、同組織の健全化または明確化を目指す、独立した司法機関の一つである。この倫理委員会でチェアマンを務めるハンス・ヨアヒム・イカート氏とコーネル・ボルベリー氏は、次の4年間の任期に任命されないことが決まった。両者はこれまで、賄賂等の倫理綱領に違反した、様々なサッカー関係者を追放してきた実績がある。今回の決定は、9日にバーレーンで行われた第67回FIFA総会の2日前に発表された。

 両者は「今回、我々が次の任務に携われないことは、FIFAの改革努力における事実上の終焉を意味する」と述べ、「FIFAは、政治的な動機付けが常にある。彼らは自分たちの長期的な視野や利益よりも、政治的な利益を重視している」と、現在のサッカー連盟の実態を激しく非難した。

 『BBC』のラジオ番組でスポーツニュースを担当するリチャード・コンウェイ氏は「FIFAは、今週バーレーンで行われた総会において、近年増加していた汚職事件やその他の有害な事件からの脱却を主張したが、イカート氏とボルベリー氏は余計だったようだ」とコメント。

 続けて「彼らは、汚職事件を起こした前FIFA会長であるゼップ・ブラッター氏と、事件に関与した役員2名を解雇処分とした実績を持つが、別の役員が彼らのポジションにつくだろう」と語った。

 同総会では他にも、2026年FIFAワールドカップの開催国の競合や、同大会から参加国が48チームに増加することによる、各大陸の出場枠の増加の承認なども発表した。

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