2017.04.04

MLSで5年目を迎えたニューイングランド小林大悟「年間王者を獲りにいきたい」

 MF小林大悟が所属するMLS(メジャーリーグ・サッカー)のニューイングランド・レボリューションは2日、アウェーでポートランド・ティンバーズと対戦し、1-1で引き分けた。

 先制したのはティンバーズ。12分、左からのクロスを相手DFがヘディングでクリアしたボールをMFディエゴ・ヴァレリが鮮やかな右足ボレーでゴール左に叩き込んだ。

 1点を追うレボリューションは終盤の84分、ゴール前で相手GKがはじいてこぼれたボールをMFリー・グエンが押し込んで同点とし、引き分けに持ち込んだ。

 この結果、ティンバーズは5試合を終えて勝ち点10でウェスタン・カンファレンスの首位をキープ。レボリューションは4試合を戦って勝ち点4で、イースタン・カンファレンスの8位となっている。ベンチ入りした小林大悟に出場機会は訪れなかったが、試合後に現在のチームでの役割や今シーズンの目標などを聞いた。

――ピッチサイドから見ていて、出場したらどういうプレーをしようとイメージしていましたか? 試合を振り返ってください。

「ホームでのポートランドは、やっぱりいつもいい試合をするんで、なかなか難しい相手ですけど、結果だけを見ればかなり大きな勝ち点1でした。でも、内容的には向こうがほぼ支配している中で、もし自分が入ったら、テンポを変えられるようなプレーをしたいと思って見てました。監督にもそういうプレーを求められてます」

――序盤はレボリューションもいい形をつくってました。

「そうですね。でも今シーズンは決定的な場面をまだそこまでつくれていないというか、今日の同点ゴールのような少しラッキーなゴールとかがちょっと多いです」

――監督から求められてるプレーの話がありましたが、現在のチームでの役割は?

「やっぱりゲームをコントロールするところとか、ビルドアップとかですね。僕はチーム最年長ですけど、そういう技術的な部分とかは監督やチームメイトも認めてくれてます。若い選手に教えつつ、でももちろん僕も試合に出たいし、競争しつつ、なかなかおもしろいポジションでやっていて勉強になります」

――レボリューションが今シーズンやろうとしている、目指しているのはどういうサッカーですか?

「わりと攻撃陣は勢いがあるというか、アイデアがある選手が多いです。今年センターバックを2人補強したんですけど、攻撃陣を生かすためにも、もっと賢く守備をするというところから今年は入ってます。今日のように攻め込まれても1失点くらいまでで抑える、というのが今シーズン出来れば、結果は出ると思ってます。なんか相当押し込まれたけど引き分けで終わったよね、みたいなこういう試合が、シーズンをとおした戦いで結構重要なんですよ」

――MLSでは今日みたいにアウェーのサポーターがほとんど来れないくらいの移動距離のアウェー戦がありますね。

「そうですね。6時間半くらいかけてフライトで来て、時差が3時間あって、勝ってラッキーくらいのアウェーですよね。本当に」

――今日がシーズン4試合目ですが、自身のコンディションや状態は?

「もう全然悪くないです。常に試合の状況で使われたり使われなかったりするんで。常に準備しつつ」

――MLSでのプレーが5シーズン目で、レボリューションでは在籍4シーズン目。キャリアの中でも長いほうになっていますが、自身のプレーヤーとしての特徴のどういうところがMLS、アメリカのサッカーで生きていると捉えてますか?

「ただうまいだけだと、簡単につぶされるリーグではあるので、ボールを置く位置とか、体の使い方とか、駆け引きをできないとなかなかプレーさせてもらえません。めちゃくちゃフィジカルの強い選手たちがいて、ピッチに入ると外から見てる以上にプレッシャーもすごく早いです。そういう中で、僕もヨーロッパでやった経験もあるし、Jリーグでも10年やったし、ピッチ内での駆け引きの面ではやっぱり負ける訳にはいかないというか。ていねいな仕事とか駆け引きとか、日本人らしさとかを出せればいいかなと思ってます。ヨーロッパから来た選手でもやっぱりこのリーグは苦戦するし、超一流の選手が来ても、プレッシャーの速さにびっくりするって絶対みんな言いますね」

――最後に今シーズンの目標を聞かせてください。
「やっぱりシーズンを通していい試合をして、2014年シーズンにファイナルまで行ったあのプレーオフの楽しさをもう一回味わいたいです。プレーオフって予想以上に盛り上がるんで。チームとして、やっぱりMLSカップ(年間王者)を獲りにいきたいですね」

文=奥野剛史/Takeshi OKUNO

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