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アイルランドFWが“出産時の呼吸法”で重傷の同僚を救う…試合中に伝授

2017.03.28

アイルランド代表DFコールマン(中央左)に駆け寄る同僚FWロング(中央右) [写真]=Sportsfile via Getty Images

 24日に行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア 欧州予選ウェールズ代表戦で、エヴァートン所属のアイルランド代表DFシェイマス・コールマンは右足骨折の重傷を負った。その際、同代表のサウサンプトン所属FWシェーン・ロングが、妊婦が出産時に用いる呼吸法をコールマンに伝授していたと27日付のアイルランド紙『インディペンデント』が伝えている。

 試合中に相手DFからの悪質なタックルを受け、右足の脛骨及び腓骨を骨折する重傷を負ったコールマン。映像ではタックルを受けた直後、激しい痛みに苦しむコールマンに対し、ロングが何かを耳打ちをして励ましている様子が映し出されていた。

 ロングの妻であるカイリアさんが『インディペンデント』紙に明かしたところによると、ロングはこの時、コールマンに対して痛みに耐えるための呼吸法をレクチャーしていたという。「娘を催眠療法で産んだ時、医師がシェインに私を補助するための呼吸法を教えたの」と語るカイリアさんは、「夫から『あの時のことが役に立った。シェイマスにその呼吸法を教えたんだ』って連絡が来たわ」と意外な場所での経験が夫のチームメイトを救っていたことを明かした。なお、試合直後にコールマンからは感謝のメッセージが届いたとのこと。

 最低でも6カ月以上と見込まれる長いリハビリ生活に入ったコールマン。本人のみならずエヴァートンにとってもアイルランド代表にとっても痛い離脱となったが、多くの仲間が彼の復帰を心待ちにしているはずだ。

(記事/Footmedia)

By Footmedia

「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

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