上海申花でプレーしているテベス [写真]=Power Sport Images/Getty Images
中国スーパーリーグの上海申花に所属する元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスが、現地での生活に馴染めていないようだ。ブラジル紙『ランセ』が伝えている。
現在33歳のテベスは、今冬の移籍市場でボカ・ジュニアーズから上海申花へ移籍。世界最高額となる3800万ユーロ(約46億4000万円)の年俸を受け取っているとされ、中国クラブの“爆買い”の代表格として大きな注目を集めた。すると、5日に行われたリーグ開幕戦では、1ゴール2アシストをマーク。早くも自らの価値を証明してみせた。
一方で、テベスが中国の食生活に適応できていないことも明らかになってきた。上海申花を率いるグスタボ・ポジェ監督は、アルゼンチンのラジオ局『ラ・オンセ・ディエス』のインタビューで「テベスは中華料理を全く食べない。彼にとって、中国の食生活に馴染むことは難しいみたいだ」とコメント。同選手が食事の面で苦労していることを明かした。また、ウルグアイ出身の同監督は「私と同様に彼は中国語が一言も話せないし、常に通訳の助けが必要なんだ」と語り、コミュニケーションの面でも問題を抱えていることを認めた。
しかしポジェ監督は、テベスが中国での生活に適応できていないことを理由に退団を望んでいるという報道については明確に否定。「そのような噂は誤ったものだ。彼やクラブの意思に沿うものではない」とコメントし、早期退団の噂を一蹴している。
それでも、ピッチ上での華々しいデビューとは裏腹に、中国生活に苦戦している様子のテベス。今後、徐々に適応していき、高額なサラリーに見合った活躍を続けることはできるだろうか。
(記事/Footmedia)
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