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覚せい剤の陽性反応で4年間出場停止…W杯2大会出場の元サウジ代表MF

2016.12.19

2006年のドイツW杯に出場したモハメド・ヌール [写真]=Bongarts/Getty Images

 元サウジアラビア代表MFモハメド・ヌールに、4年間の出場停止処分が言い渡された。インド紙『Times of India』など複数メディアが報じている。

 モハメド・ヌールは1978年生まれの38歳で、名門アル・イテハドで長く活躍し、サウジアラビア代表でも中心的な役割を担ってきたMFである。

 2002年(日韓)、2006年(ドイツ)のワールドカップにも出場しており、2009年にはAFCチャンピオンズリーグのMVPに選出。AFC最優秀選手賞の候補にもなっていた。

 しかし、彼は昨年11月のドーピング検査においてアンフェタミン(覚せい剤)の摂取が認められ、出場停止を受けた。

 サウジアラビアのアンチ・ドーピング機構は5カ月後に処分を解除したが、それにFIFA(国際サッカー連盟)が異を唱え、国際スポーツ裁判所に訴えていた。

 その結果、Aサンプル、Bサンプルともにアンフェタミンの陽性反応が認められ、4年間の出場停止処分を受けることとなった。

 なお、ヌールはすでに今夏現役を引退しているため、公式戦での出場停止処分は大きなダメージにはならないが、出場を希望していた12月30日開催のアル・イテハド創立90周年記念試合・アトレティコ・マドリード戦でプレーすることは叶わなくなったという。

 また、同時に資格が停止されているため、指導者などへの転身には問題を抱えることになりそうだ。

(記事提供:Qoly)

By Qoly

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