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「常識と敬意を欠いている」…スポルティング、週4回のドーピング検査に憤慨

2016.12.14

スポルティングは、12月7日から13日の間に4度のドーピング検査を受けたようだ [写真]=NurPhoto via Getty Images

 スポルティングのメディカルディレクターを務めるフレデリコ・ヴァランダス氏が、1週間で4回ものドーピング検査が行われたことに対し、ポルトガルのアンチドーピング機構に苦言を呈する声明を発表した。13日付のポルトガル紙『オ・ジョーゴ』が伝えている。

 ヴァランダス氏によれば、12月7日、8日、11日、13日に採血や検尿によるドーピング検査が行われたという。検査の対象となった選手は毎回異なっていたようだが、ポルトガル代表FWジェルソン・マルティンスや同代表MFアドリエン・シルヴァなどの10選手は、この1週間で2度の検査を受けたとされる。ヴァランダス氏は短期間で連続して検査が行われたことに対し、「医学的な常識と敬意を欠いている」と語り、アンチドーピング機構を痛烈に非難した。

 なお13日には、翌日にポルトガルのリーグカップに当たる「タッサ・ダ・リーガ」の試合(ヴィトーリア戦)が控えていたにも関わらず、22時半に検査が行われたという。ヴァランダス氏は「スポルティングのメディカルスタッフとして10年間働いてきたが、こんなことは初めてだ。検査は試合後や翌日に行えるのではないか」とコメントし、検査実施のタイミングについても疑問を投げかけた。

「我々はもちろん、ドーピング検査を行うことに対しては賛成している。しかし、このような対応は非常に残念だ」と、ヴァランダス氏はアンチドーピング機構に対して改善を求めている。

(記事/Footmedia)

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