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トロントらが地区決勝へ 2戦7失点のNYシティ、LAギャラクシーは敗退/MLSプレーオフ

2016.11.09

NYシティを2試合合計7-0と圧倒し、決勝進出を決めたトロントFC [写真]=Corbis via Getty Images

 メジャーリーグ・サッカー(MLS)のプレーオフにあたる「MLSカップ」のカンファレンス準決勝・セカンドレグが6日に開催された。

 20クラブが東西カンファレンスに分かれレギュラーシーズンを行うMLS。各地区6位以上の計12クラブがプレーオフに進出し、東西に分かれたままトーナメント戦を実施する。26日から27日にかけて地区ごとに3位と6位、4位と5位が一発勝負のノックアウト・ラウンドを戦い、勝利を収めたクラブがカンファレンス準決勝へ進出した。

 同準決勝では、各地区のレギュラーシーズン1位、2位のクラブとノックアウト・ラウンドを勝ち抜いたクラブがホーム・アンド・アウェー方式でカンファレンス決勝進出を懸けて戦う。10月30日のファーストレグでは、両地区ともにレギュラーシーズンで下位のクラブが勝利を収める結果に終わった。

 そして迎えた、勝負のセカンドレグ。東地区では、ファーストレグを制した2クラブが連勝で決勝へ駒を進める結果となった。

 レギュラーシーズン5位のモントリオール・インパクトは、同1位のニューヨーク・レッドブルズと対戦。ホームでのファーストレグを制していたモントリオール・インパクトは前半をスコアレスで終えると、アルゼンチン人MFイグナシオ・ピアッティが51分に先制ゴールを挙げる。77分に同点に追い付かれたが、85分にピアッティが2点目を決めて勝ち越しに成功。2-1で勝利を収め、2試合合計3-1で準決勝突破を決めた。

モントリオール・インパクトが連勝で決勝進出を決めた [写真]=Icon Sportswire via Getty Images

モントリオール・インパクトが連勝で決勝進出を決めた [写真]=Icon Sportswire via Getty Images

 同地区のもう1試合では、MF遠藤翼が所属するトロントFC(レギュラーシーズン3位)が敵地で同2位のニューヨーク・シティと対戦した。ホームでのファーストレグで2-0と先勝していたトロントFCは、開始6分と19分にイタリア代表FWセバスティアン・ジョヴィンコがゴールを決めて圧倒的優位に立つ。トロントFCは30分にも加点し、3-0で前半を終えた。そして後半も攻撃の手を緩めず、50分にカナダ代表MFジョナサン・オソリオが4点目を決めると、90分にはジョヴィンコがハットトリックを達成。終わってみれば5-0、2試合合計7-0とニューヨーク・シティを圧倒し、地区決勝へ駒を進めた。

ハットトリックを達成したジョヴィンコ [写真]=Corbis via Getty Images

ハットトリックを達成したジョヴィンコ [写真]=Corbis via Getty Images

ピルロ(左)とジョヴィンコ(右)のマッチアップ [写真]=Corbis via Getty Images

ピルロ(左)とジョヴィンコ(右)のマッチアップ [写真]=Corbis via Getty Images

 一方の西地区では、ファーストレグを3-0で制して優位に立っているシアトル・サウンダース(4位)がレギュラーシーズン首位のFCダラスと敵地で対戦。25分に先制を許したものの、54分に貴重なアウェーゴールを挙げて同点に追い付く。2分後に勝ち越されて1-2で敗れたが、2試合合計4-2で決勝進出を決めた。

 レギュラーシーズン西地区2位のコロラド・ラピッズは、同3位のロサンゼルス・ギャラクシーとホームで対戦。36分にアルバニア代表MFシュケルツェン・ガシのゴールで先制し、1-0で90分を終えた。2試合合計1-1、アウェーゴール数でも並んだため、延長戦へ。そして120分を終えても決着がつかず、PK戦に突入した。PK戦ではロサンゼルス・ギャラクシーの3選手が失敗。先行で1人目のキッカーを務めた元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードは成功させたが、以降の3人が続けて失敗した。コロラド・ラピッズは全3選手が成功。3-1でコロラド・ラピッズの勝利となった。

 各地区決勝はホーム・アンド・アウェー方式で、11月22日から30日にかけて行われる。各地区決勝を制したカンファレンス王者同士が、一発勝負の決勝戦となる「MLSカップ」で真のシーズンチャンピオンの座を争う。

■MLSカップ・カンファレンス準決勝・セカンドレグ

▼東地区
ニューヨーク・レッドブルズ(1位) 1-2(2試合合計:1-3) モントリオール・インパクト(5位)
0-1 51分 イグナシオ・ピアッティ(モントリオール・インパクト)
1-1 77分 ブラッドリー・ライト・フィリップス(ニューヨーク・レッドブルズ)
1-2 85分 イグナシオ・ピアッティ(モントリオール・インパクト)

ニューヨーク・シティ(2位) 0-5(2試合合計:0-7) トロントFC(3位)
0-1 6分 セバスティアン・ジョヴィンコ(トロントFC)
0-2 19分 セバスティアン・ジョヴィンコ(PK)(トロントFC)
0-3 30分 ジョジー・アルティドール(トロントFC)
0-4 50分 ジョナサン・オソリオ(トロントFC)
0-5 90分 セバスティアン・ジョヴィンコ(トロントFC)

▽西地区
FCダラス(1位) 2-1(2試合合計:2-4) シアトル・サウンダース(4位)
1-0 25分 テショ・アキンデレ(FCダラス)
1-1 54分 ニコラス・ロデイロ(シアトル・サウンダース)
2-1 56分 マキシ・ウルティ(FCダラス)

コロラド・ラピッズ(2位) 1-0(2試合合計:1-1、PK:3-1) ロサンゼルス・ギャラクシー(3位)
1-0 36分 シュケルツェン・ガシ(コロラド・ラピッズ)

■MLSカップ・カンファレンス決勝

▼東地区(ファーストレグは11月22日、セカンドレグは11月30日)
トロントFC(3位) vs モントリオール・インパクト(5位)

▽西地区(ファーストレグは11月22日、セカンドレグは11月27日)
コロラド・ラビッズ(2位) vs シアトル・サウンダーズ(4位)

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