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今夏も3人の大物を獲得…移籍市場を賑わせ続ける中国勢の“爆買い”を振り返る

2016.07.19

今夏の移籍市場で中国へと渡った(左から)P・シセ、フッキ、ペッレ [写真]=VCG via Getty Images

 2015-16シーズンの冬に移籍市場を最も賑わせたのは中国勢だったが、その勢いは2016年夏の移籍市場に入っても衰えることを知らない。

 冬の移籍市場では、江蘇蘇寧がチェルシーからブラジル代表MFラミレス、シャフタールからブラジル人FWアレックス・テイシェイラ、さらには元ブラジル代表FWジョーを立て続けに“爆買い”。3人の移籍金の総額は100億円を超えると見られており、中国クラブの中でも最も目立った動きを見せた。

 その他にも、河北華夏がローマからコートジボワール代表FWジェルヴィーニョ、パリ・サンジェルマンからアルゼンチン代表FWエセキエル・ラベッシらを獲得。昨シーズンのAFCチャンピオンズリーグを制した広州恒大も移籍金約55億円でアトレティコ・マドリードからコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスをチームに加えた。

 冬の移籍市場で大いに世界を驚かせた中国市場だったが、その勢いは2016年夏になっても止まらない。上海上港が、かつてはJリーグにも在籍していたゼニトのブラジル代表FWフッキを、アジア史上最高額となる移籍金約64億円で獲得した。

 また、7月9日にニューカッスルからセネガル代表FWパピス・シセを獲得したと発表した山東魯能は、その2日後、日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンでプレーしていたイタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレの獲得も決めた。同選手の年俸は推定約18億円で、今夏マンチェスター・Uに加入した元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチに並ぶ世界5位に当たる額だと話題になっている。

 果たして今後、どんなビッグネームが中国へと渡ることになるのか。今夏の中国移籍市場は15日に閉幕を迎えたが、来冬もまだまだ目が離せない状況が続きそうだ。

 中国スーパーリーグの主な移籍は以下のとおり。

■2015-16シーズン冬
(ポジション/名前/国籍/前所属/移籍先)

FWミジェール・ボラーニョス(エクアドル)エメリク(ECU)→広州恒大
FWエウケソン(ブラジル) 広州恒大→上海上港
DFジウ(ブラジル) コリンチャンス→山東魯能
MFレナト・アウグスト(ブラジル) コリンチャンス→北京国安
FWジェルヴィーニョ(コートジボワール) ローマ→河北華夏幸福

MFラミレス(ブラジル) チェルシー→江蘇蘇寧
MFステファーヌ・エムビア トラブゾンスポル→河北華夏幸福
MFフレディ・グアリン(コロンビア) インテル→上海申花
FWアレックス・テイシェイラ(ブラジル) シャフタール→江蘇蘇寧
MFガエル・カクタ(フランス) セビージャ→河北華夏幸福

FWブラク・ユルマズ(トルコ) ガラタサライ→北京国安
FWエセキエル・ラベッシ(アルゼンチン) パリ・サンジェルマン→河北華夏幸福
FWジョー(ブラジル) アル・シャバブ(KSA)→江蘇蘇寧
FWティム・ケーヒル(オーストラリア) 上海申花→杭州緑城
FWジャクソン・マルティネス(コロンビア) アトレティコ・マドリード→広州恒大

■2016-17シーズン夏

FWフッキ(ブラジル) ゼニト→上海上港
FWパピス・シセ(セネガル) ニューカッスル→山東魯能
FWグラツィアーノ・ペッレ(イタリア) サウサンプトン→山東魯能
FWアンソニー・ウジャー(ナイジェリア) ブレーメン→遼寧宏運
FWロヘル・マルティネス(コロンビア) ラシン・クラブ→江蘇蘇寧
DFホン・ジョンホ(韓国) アウクスブルク→江蘇蘇寧

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