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「最も馬鹿なのは彼だ」…ブラジルの英雄リベリーノ氏、ネイマールを批判

2016.06.18

インスタグラムでの発言をリベリーノ氏に批判されたネイマール [写真]=Getty Images 

 元ブラジル代表のロベルト・リベリーノ氏が、バルセロナに所属する同国代表FWネイマールを批判した。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』や同『マルカ』など複数メディアが報じている。

 ブラジル代表は12日、コパ・アメリカ センテナリオ USA 2016のグループステージ敗退が決定。14日にはドゥンガ監督の解任が発表され、チッチ監督が後任に指名されたことをコリンチャンスが明かしている。

 8月のリオデジャネイロ・オリンピック出場を見据えてコパ・アメリカには出場しなかったネイマールは、ブラジル代表の敗退決定を受けて自身のインスタグラムを更新。「代表にいることの苦しみ、このチームを守ることの辛さや重圧を誰もわかっていない。このユニフォームを着ることは誇りで、愛を持ってユニフォームを着ているんだ。これ(敗退)でまた、クソみたいなことを言う馬鹿野郎が山ほど出てくるんだろう」と、批判を浴びせる周囲に対して過激な言葉を使いつつ、チームメイトを擁護した。

 多くの反響を呼んだ上記の発言について、ネイマールは後日、「自分のインスタグラムでのネガティブな影響、巨大なインパクトについて理解した。空港で自分を出迎えた人に『あれはやりすぎだ』と言われたんだ。そのとおりだね。謝ることしかできないよ。あれはペルー戦の後に書いたんだ。僕は敗退に動揺していて、選手たちを標的にした様々な言葉を見聞きしてうんざりしていた。僕もこのチームの一員だからね」と謝罪している。

 一連の騒動について、リベリーノ氏が批判を展開した。同氏は1970年のメキシコ・ワールドカップを制覇。ペレ氏の後継者として背番号「10」をつけ、ブラジル代表として長きに渡って活躍したレジェンドの1人だ。

 リベリーノ氏は「この件で最も馬鹿なのは、ネイマールだ。こういう意見を言うためには、まずは(自分が)歴史をつくらなければいけない。彼はまだ何も勝ち取っていないし、人々に喜びを与えていないんだ。だから発言を控えるべきだね。ブラジル国民にタイトルをもたらすことで、不平不満を少しだけ言うことができるようになる」と、ネイマールの発言を批判した。

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