前FIFA会長のブラッター氏 [写真]=Getty Images
FIFA(国際サッカー連盟)前会長のゼップ・ブラッター氏が、ヨーロッパのある大会の組み合わせ抽選会で「イカサマが行われていた」と暴露した。ドイツ紙『エクスプレス』が報じている。
これまで数々の大会で行われてきた抽選会。ポットに入った複数のボールをかき混ぜ、そこからゲストが一つを引き上げるという形で実施されている。
当然、これまでもイカサマが行われる可能性は示唆されており、今シーズンのチャンピオンズリーグ抽選会では、ハビエル・サネッティ氏の手元が怪しいと話題になっていた。
アルゼンチン紙『ラ・ナシオン』のインタビューに応えたブラッター氏は、「何百万人が画面でそれを見ていても、トーナメントの抽選でイカサマをすることはできるのか?」という質問に、開き直りとも見える驚愕の答えを返したという。
「YESだ! 私はこの目で見た。イカサマのようなことが行われているのをね。それはヨーロッパのコンペティションだ」
「管理されていたのはひとつのチームだ。それはイタリア(のチーム)だった。温められているか、あるいは冷却されているかでボールを識別することができた。私が証人だよ」
「私自身はそれ(イカサマ)をやったことがない。なぜなら、それほど抽選をしたことがないからだ。その他の会長もそうだろう。それは、ポットからボールを取る者によって行われた。私は最後までクリーンだった。私は刑法に違反したことは一度もない。明確な良心を持っている」
(記事提供:Qoly)
By Qoly