同胞のFWネイマールに言及した“サッカーの王様”ペレ氏(写真は5月) [写真]=Getty Images
元ブラジル代表のペレ氏がバルセロナに所属する同胞のFWネイマールについて言及した。4日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
ブラジル代表を3度のW杯優勝に導き、「サッカーの王様」とも崇められるペレ氏。ネイマールについて問われると「私はネイマールのことを小さい時から知っていて、何年も前に当時のコーチから素晴らしい選手だと知らされたよ。しかしながら、彼はメッシや(クリスティアーノ)ロナウドには劣る。今日におけるナンバーワンの選手を言わなければならないとしたら、メッシと言うね。ロナウドは異なるプレースタイルを持っていて、個人的にはメッシが最高だ」と、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとレアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを比較相手に出して、世界一の選手にはなっていないと明言した。
また、一部のメディアで相手に見せつけるかのような挑発的なボールさばきを非難されることがあるネイマール。多くのブラジル人選手が、対戦相手への尊敬の念に欠けているのではと質問を受けると、同氏は「ジーコも私もそのようなことはしていない。ブラジル人みんなというわけではないよ。それぞれスタイルはあるが、敵に対するリスペクトをいつも持たなければならないね、ロマーリオのように」と、相手選手へ敬意を払うことは大切だと強調した。
さらに、3日に開幕したコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016にも言及。「今まで以上に実力が拮抗していて、優勝候補はない。昔は他のチームと比べてブラジルとアルゼンチンが上にいたが、今回は完全に力が互角だよ」と、出場チームに優劣はつけられず、優勝の行方は読めないと語った。
By サッカーキング編集部
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