脱税容疑をかけられているメッシが出廷 [写真]=Getty Images
バルセロナに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが2日、バルセロナの裁判所に出廷。脱税容疑を否定した。スペイン紙『マルカ』など複数メディアが報じている。
メッシと父親のホルヘ・メッシ氏は2013年6月に脱税の疑いで告発された。容疑の内容は、2007年から2009年までの3年間、所得税を脱税したというもの。脱税額は3年間の合計で410万ユーロ(約5億2000万円)以上に達すると報じられた。メッシは課税回避を目的として肖像権収入を租税回避地(タックス・ヘイブン)の企業に譲渡したように見せかけ、不正な納税申告をしたと伝えられている。
ホルヘ氏とともに2日に出廷したメッシは「自分は何も知らない。サッカーをすることに集中していただけで、それ以上には何もない。自分は父親と弁護士を信じている」と証言し、容疑を否定。約15分間の証言で「自分は言われた場所にサインをしただけ。このような問題には興味がなかったので、法律違反であるということへの認識はなかった」と、契約内容に関する説明をされていなかったと強調した。
またホルヘ氏は「自分には法律の知識がないので、イエスかノーか、設問に対して返答していただけだ。私の目的は息子の人生の手助けをして、プレーに集中させること。法的指導、財政的指導が必要な時が来たようだ」と話し、「彼は契約書を読んでいない。サインが必要という場所に署名をしただけで、私は全てが順調で合法と伝えられていた」メッシの無罪を主張し、担当弁護士の責任に言及した。
なおアメリカメディア『CNN』によると、検察当局は2人に対して禁固1年10カ月を求刑する見通し。裁判は3日に終了し、判決が言い渡される予定となっている。
By サッカーキング編集部
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