オーストリア・ブンデスリーガ第35節が11日に行われ、U-23日本代表FW南野拓実の所属するザルツブルクが敵地でグレーディヒと対戦した。
前節のシュトゥルム・グラーツ戦で1-1と引き分け、勝ち点を「68」に伸ばして3連覇を決めたザルツブルク。残り2試合時点で優勝を果たし、第35節ではアウェーゲームに臨んだ。南野は2試合連続の先発出場を果たしている。
南野は立ち上がり、シュートを立て続けに2本放つ積極性を見せる。しかし先制したのはグレーディヒだった。15分、スルーパスに抜け出したダニエル・シュッツが右足シュートでGKとの1対1を制し、ゴールネットを揺らした。
先制を許したザルツブルクは31分に反撃。決めたのは南野だった。チームメイトのクリアボールに反応すると、センターサークル内で前方に流し、リターンを受けて中盤を抜け出す。ドリブルで敵陣を独走した南野はペナルティーエリアに入り、右足シュートをゴール左隅に決めた。スピードを活かした南野のゴールでザルツブルクがスコアを1-1とした。南野にとっては3月5日の第26節グレーディヒ戦以来、約2か月ぶりの今シーズン10得点目だった。
1-1で迎えた後半、勝ち越しに成功したのはザルツブルク。72分、敵陣右サイドでボールを奪ってカウンターを仕掛け、ディミトリ・オベルリンがゴールライン際でボールをキープする。オベルリンは縦へと突破し、角度のないところから右足シュートを決めた。
試合は2-1で終了。ザルツブルクが逆転勝利を収め、勝ち点を「71」に伸ばした。1ゴールの南野はフル出場で貢献している。次戦は19日、オーストリアカップの決勝でアドミラと対戦。ザルツブルクは勝てば3年連続の二冠達成となる。
【スコア】
グレーディヒ 1-2 ザルツブルク
【得点者】
1-0 15分 ダニエル・シュッツ(グレーディヒ)
1-1 31分 南野拓実(ザルツブルク)
1-2 72分 ディミトリ・オベルリン(ザルツブルク)
By サッカーキング編集部
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