HJKヘルシンキでプレーする田中亜土夢(写真は昨年5月のもの) [写真]=Getty Images
ヴェイッカウスリーガ(フィンランド1部リーグ)第1節が2日に行われ、MF田中亜土夢が所属するHJKヘルシンキとIFKマリエハムが対戦した。
昨シーズン、リーグタイトルを逃し、2009年から続いていた連覇が途絶えたHJKヘルシンキ。雪辱を誓う今シーズンは、開幕戦でIFKマリエハムをホームに迎えた。
最初にチャンスを迎えたのはHJKヘルシンキ。30分、左サイドの高い位置でボールを奪ったアルホがそのままミドルシュートを放つ。しかしこれは相手GKヴィターラ・ウォルターが落ち着いて処理。続く37分には、ゴール前の混戦から最後はタイエ・タイウォが左足でボレーシュートを放つが、枠を捉えられない。前半はスコアレスで折り返した。
後半に入っても攻勢が続くHJKヘルシンキは50分、DFラインの裏へ抜け出した田中がアルフレッド・モレロスからパスを受け、シュートまで持ち込んだ。しかしボールはわずかにクロスバーの上へ外れる。
68分、ついにHJKヘルシンキが先制点を挙げる。左サイドからのアーリークロスにエリア内で待ち構えていた田中が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。今シーズン第1号を挙げた田中は、『鉄腕アトム』が空を飛ぶような格好でお腹でスライディングする“アトムポーズ”を披露し、チームメイトと喜ぶと、観客にはお辞儀で挨拶した。
Kiitos ja kumarrus. Kausi avattu 5251 fudiksen ystävän kanssa. Selvä voitto ja hyvä meininki. #HJK #PystiTöölöön pic.twitter.com/HckM5aLQK2
— HJK Helsinki (@hjkhelsinki) April 2, 2016
さらに84分には、途中出場のミカエル・フォルセルがエリア内で横パスを送ると、ボールを受けた田中が右足を振り抜き、ゴール左下へ突き刺した。田中の2点目でヘルシンキがリードを広げた。
86分には、ナマディ・オドゥアーマディがGKウォルターとの1対1を迎え、右足でループシュートを放つが、これはクロスバーに阻まれた。試合はこのままタイムアップを迎え、終始ゲームを支配したHJKヘルシンキが、田中の2ゴールで勝利。なお、田中はフル出場を果たした。
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— HJK Helsinki (@hjkhelsinki) April 2, 2016
次節、HJKヘルシンキは8日にヴァーサン・パロセウラと、IFKマリエハムは9日にロヴァニエメン・パロセウラとそれぞれホームで対戦する。
【スコア】
HJKヘルシンキ 2-0 IFKマリエハム