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W杯での“噛み付き”以来…スアレスがウルグアイ代表へ「復帰は特別なこと」

2016.03.24

スアレスがウルグアイ代表に復帰(写真は2014年W杯のイタリア戦) [写真]=FIFA via Getty Images

 バルセロナに所属するウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、2014年のブラジル・ワールドカップ以来初めて同代表に復帰した。イギリスメディア『BBC』が23日付で伝えている。

 ブラジル・ワールドカップのグループステージ第3節イタリア代表戦の試合中、ユヴェントスのイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニに対して噛み付き行為をしたスアレス。FIFA(国際サッカー連盟)から9試合の公式戦出場停止処分を受けていた同選手が、約2年ぶりにウルグアイ代表に復帰した。

 今シーズン、スアレスはバルセロナで公式戦47試合に出場して46ゴールを記録し、好調を維持している。代表復帰について同選手は「クラブでの自分と同じ姿勢を貫きたいと思う。バルセロナでやっているように懸命に走り、プレッシャーをかけ、節度を保ったプレーをするつもりだ。今では多くの物事について賢明な判断ができるようになっていると思う。当時、自らが置かれた窮状にも、必死で意味を見出そうと努力したよ」とコメントしている。

 さらに、「ここ数週間は不安や焦りをコントロールすることに取り組んでいた。プレッシャーは感じたけれど、今はリラックスしている。長い空白期間があったから、復帰は特別なことなんだ。最高のプレーを披露できたら何よりも嬉しい。最も望んでいるのは、代表として再びプレーし、ファンから声援を受けることだ」と語り、復帰戦での活躍に意欲を見せた。

 なお、ウルグアイ代表のオスカル・タバレス監督は「彼(スアレス)だって感情を抱えた1人の人間だ。約2年間も代表から遠ざかっていたことで、いろいろと思うこともあっただろう。我々にとっての課題は、彼がサッカーだけに集中できる環境を作り上げることだ。彼のサッカー選手としての重要性を認識しているよ。国を代表するスターであり、象徴的な存在が、ついにチームに合流するんだ」と話している。

 ロシア・ワールドカップ南米予選で、ウルグアイ代表は25日にアウェーでブラジル代表と、29日にホームでペルー代表と対戦する。

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