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仏検察当局、FIFA元会長による不正金銭授受の証拠を押収

2016.03.10

活動禁止処分を言い渡されているブラッター氏 [写真]=Getty Images

 フランス検察当局は8日、FIFA(国際サッカー連盟)のゼップ・ブラッター元会長による不正な金銭授受の証拠を押収した。イギリスメディア『スカイスポーツ』が9日付で伝えている。

 2011年2月、ブラッター元会長はミシェル・プラティニ元副会長に200万スイスフラン(約2億4400万円)をコンサルティング料の名目で渡したが、支払いが賄賂に当たるとされ、両氏はFIFA倫理委員会から8年間の活動禁止処分を言い渡されていた。

 フランス検察当局が同国サッカー協会の事務所を捜索したところ、金銭授受が不正であることを裏づける証拠が発見された模様だ。9日、捜査を要請していたフランス検察当局からの報告を受けたスイス司法当局が、「賄賂の疑いがあった支払いに関連した書類が見つかった」と発表している。

 賄賂の容疑を否定していたブラッター元会長とプラティニ元副会長はFIFAによる活動禁止処分を不服とし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に控訴していた。

By サッカーキング編集部

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