先制点を決めたシュールレ(右から2番目)らが喜ぶ [写真]=Bongarts/Getty Images
チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグが8日に行われ、ヴォルフスブルクとヘントが対戦した。
ともに初の決勝トーナメントに臨む両チーム。2月17日のファーストレグではアウェーのヴォルフスブルクが3-2と競り勝ち、ベスト8進出へ優位に立っている。ヴォルフスブルクは5日のブンデスリーガ第25節ボルシアMG戦で2-1と勝利を収め、リーグ戦2連勝。上昇気流に乗って、ホームでのセカンドレグを迎えた。先発メンバーにはドイツ代表MFユリアン・ドラクスラーや同MFアンドレ・シュールレ、同FWマックス・クルーゼらが名を連ねている。
一方のヘントは、ホームでのファーストレグで3点を先行されたものの、2点を返す粘りを見せた。2-3と敗れたものの、セカンドレグへの希望をつないで試合終了のホイッスルを聞いた。
立ち上がりから攻勢をかけたのはホームのヴォルフスブルクだった。まずは4分、ペナルティーエリア右側でボールを持ったシュールレが縦への突破を図り、ゴールへの意欲を見せる。14分には右サイドからのグラウンダーのクロスに反応したクルーゼがトラップから素早く反転し、左足シュート。枠の右へと外れた。さらに18分、ペナルティーエリアの外でパスを受けたジョシュア・ギラヴォギが強烈なミドルシュートで枠を捉えたが、相手GKにセーブされた。
一方、アウェーの地に乗り込んだヘントはなかなかチャンスを作れず。20分に両サイドを広く使ってゴール前まで迫ったが、クロスからシュートへ持ち込むことはできなかった。前半はスコアが動かず、0-0で終了した。
スコアレスで迎えた後半、最初のチャンスはヴォルフスブルクのものだった。56分、左CKからこぼれ球に反応したルイス・グスタヴォが左足で狙ったものの、相手GKに阻まれた。61分には左サイドをオーバーラップしたリカルド・ロドリゲスがカットインから右足ミドルシュートを放ったが、枠の左へ。なかなか均衡を破ることができない。
ヴォルフスブルクがゴールを奪ったのは74分だった。右サイドでボールを持ったドラクスラーが、巧みなドリブルでスピードアップ。対面する相手DFを振り切ってゴールライン際まで持ち込むと、中央へグラウンダーのクロスを送る。ファーサイドから走り込んでいたシュールレが合わせ、ゴールネットを揺らした。
シュールレのゴールで優位に立ったヴォルフスブルクは、最後までヘントに反撃を許さず。試合は1-0で終了した。2試合合計スコア4-2で、ヴォルフスブルクが初のベスト8進出を決めた。ヴォルフスブルクは次戦、12日のブンデスリーガ第26節でホッフェンハイムとアウェーで対戦。チャンピオンズリーグ敗退のヘントは次戦、ベルギーリーグ第30節でシャルルロワとのアウェーゲームに臨む。
【スコア】
ヴォルフスブルク 1-0(2試合合計:4-2)ヘント
【得点者】
1-0 74分 アンドレ・シュールレ(ヴォルフスブルク)
By サッカーキング編集部
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