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リオのクラシコで観客が暴徒化…軍警察が催涙スプレーを噴射して沈静化

2016.02.15

ヴァスコ・ダ・ガマのサポーター(写真は2015年) [写真]=Getty Images

 2月13〜14日に行われた2016年のカンピオナート・カリオカ第4節。州都リオ・デ・ジャネイロで行われたクラシコ「ヴァスコ・ダ・ガマ×フラメンゴ」は、前半の終了間際にスタンドで暴動が発生して軍警察によって沈静化される事態となった。

 0-0 で迎えた42分に、フラメンゴはカウンターで中央を上がったエメルソンがペナルティアークの手前で右足を振り抜いたが、弾道の速いシュートはクロスバーをかすめてゴールには至らず。するとそのときスタンドではヴァスカイーノ(ヴァスコのサポーター)の一部が暴徒化して軍警察とにらみ合い始めた。すると軍警察に押し寄せる群衆を分散させるべく、一部の警察官が催涙スプレーを使用した。

 催涙スプレーを直接浴びた数人のヴァスカイーノは熱さや痛みを訴えて病院に搬送。その他、最高気温34度のこの日は、スタンドで観戦していた一部の観客が熱中症を訴えてスタジアム内の医療センターに搬送された。

 なお試合は、0-0 で迎えた90分にセットプレイを得たバスコがゴールを奪って勝利。フリーキックのこぼれ球に反応したラファエウ・バスが、豪快に左足を振り抜いての鋭いゴールであった。

(記事/Cartao Amarelo)

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