準決勝進出を喜ぶカタール [写真]=Getty Images
AFC U-23選手権カタール2016(オリンピック・アジア最終予選)準々決勝が22日に行われ、U-23カタール代表とU-23朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表が対戦した。
開催国のカタールは24年ぶり3度目の五輪出場を目指し、イラン、シリア、中国と同組のグループAを3戦全勝で終え、1位通過で決勝トーナメントに進出。対する北朝鮮は、日本と同組のグループBを未勝利ながら2位で通過した。
試合は開始早々6分にカタールが先制に成功する。左サイドでボールを持ったアクラム・アフィフがスピードに乗ったドリブルでエリア内まで侵入すると、相手DFが思わず足を引っ掛けてしまい、PKの判定。アフィフ自らがキッカーを務め、冷静にゴール右に蹴り込んだ。
1点のリードを許して後半を迎えた北朝鮮は、立て続けに選手交代をして同点を目指す。65分にユン・イルグァンに代えてソ・ジョンヒョク、87分にはキム・ヨンイルに代えてチャン・ヒョクを投入した。
すると、後半アディショナルタイム2分、北朝鮮が待望の同点ゴールを挙げる。エリア外左でFKを得ると、これをソ・キョンジンが右足で直接シュート。ボールは鮮やかな軌道を描き、ゴール右上に吸い込まれた。後半はこのまま終了し、試合は前後半15分ずつの延長戦にもつれ込んだ。
延長突入後、すぐに試合が動く。92分、中盤でボールを受けたアフマド・モエインが左サイドの裏へ浮き玉のパスを供給。走り込んでいたアフィフが相手DFを1人かわして左足で折り返すと、アリ・アサドが左足で直接合わせた。ゴール左に決まり、カタールが再度リードを奪う。
同点に追いつきたい北朝鮮は、99分に3人目の交代カードを切る。前線のジャン・オクチョルに代えてリ・ヒョンジンを投入。しかし、このまま試合は終了し、カタールが2-1で北朝鮮を下し、準決勝に進出した。
勝ち上がったカタールは、26日の準決勝で韓国対ヨルダンの勝者と対戦する。準決勝に勝利すればリオ五輪出場が決まる。
【スコア】
U-23カタール代表 2-1 U-23朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表
【得点者】
1-0 6分 アクラム・アフィフ(カタール)
1-1 90+2分 ソ・キョンジン(北朝鮮)
2-1 92分 アリ・アサド(カタール)
By サッカーキング編集部
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