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川島、ダンディー・Uの“奇跡”の残留へ自信「勝ち点1で変われる」

2016.01.08

ダンディー・Uの入団会見を行ったGK川島永嗣 [写真]=Getty Images

 昨年12月29日にスコットランドのダンディー・ユナイテッドに加入した日本代表GK川島永嗣が、残留争いを強いられているチームの状況について語った。8日付のイギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 川島は、今月の2日に行われたスコティッシュ・プレミアリーグ第22節、ダンディーとのダービー戦でデビューを飾るも、1-2で敗戦。チームはここまで21試合を終えて、2勝4分け15敗で自動降格圏の最下位に沈んでいる。2部との入れ替えプレーオフに進出する11位に現在位置するキルマーノックとは、すでに勝ち点差11をつけられており、厳しい状況が続いている。

 ダンディー・Uとは11月に合意に至っていたが、イギリスの労働許可証を得るのに時間がかかり、正式加入が遅れていた川島。その時の心境について、「コーチに状況について説明していたけど、労働許可がおりるかどうかわからなかったんだ。そんな時に子供が産まれるとわかって、一度日本に帰った。子供が産まれた後に、労働許可がおりて、全てが上手くいくようになったんだ」と、苦労していたことを吐露した。

 チームの残留の可能性について問われると、「信じていなければ、ここに来ていない。負けが続くと自信を保つのが難しいけど、前を向いてベストを尽くそうと心がけなければならない」と、巻き返しに自信をのぞかせた。

 さらに、「このような状況で全ての試合には勝てない。とにかく勝ち点1でも積み上げていくことが重要だね。非常に難しい状況あるけど、勝利したり勝ち点1でも得ることができれば、あらゆる事を変えることができるはずだ」と話し、一戦一戦勝ち点を拾っていくことが“奇跡”の残留に繋がるとの考えを示した。

 川島は、昨年5月にスタンダール・リエージュ退団後、ダンディー・U加入まで無所属の期間が長く続いていた。他の選択肢については、「日本に帰ることもできたし、他のベルギーのクラブを探すこともできた。だけど、ヨーロッパで違う経験をしてみたかったんだ」と、スコットランド挑戦に至った経緯を明かした。

 ダンディー・Uは次節、15日に本拠地タナディス・パークで首位セルティックを迎える。

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