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フォルランが選ぶ2015年の“ベスト”…最高の選手、チームは?

2016.01.02

ペニャロールでプレーするFWフォルラン [写真]=LatinContent/Getty Images

 中東メディア『The National』は、「元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが2015年のベストな物事について語った」と報じた。

 今年夏までセレッソ大阪でプレーし、その後母国ウルグアイのペニャロールに移籍したフォルラン。同紙には以前からコラムを掲載しており、2015年最後の記事で「今年のベスト」を選んだ。

「皆さんが2015年を僕と同じように豊かに楽しんだことを願っている。35歳になってなお、プロの舞台でプレーできていることに、大きな喜びを感じている」

「僕は今年日本でスタートした。大阪では素晴らしい時間を過ごしたよ。その後、代表チームからの引退を宣言し、ペニャロールへやってきた。このチームは僕の家族だ。故郷へと戻ってきた。僕は多くの試合を見て、多くの人と話した。これは、僕の2015年における最も印象深い物事だ」

■最高のゴール
ロベルト・レヴァンドフスキは9分で5つのゴールを奪った。それは二度と起こらないのではないかと思える偉業だ。1試合で5点というのは10年に1回くらいは起こる。しかし、彼は9分間でそれを達成したんだ。バイエルンで彼は26試合に出場して26ゴールを決めている。彼は最高の時間を迎えているね」

■最高のチーム
バルセロナだ。それ以外にあるかい? 彼らは5つのトロフィーを勝ち取った。ビッグマッチでパフォーマンスを上げてきたね。彼らは3月、4月、そして5月に最高の状態となった。大きな試合に向けてね」

■南米のベストチーム
「リーベル・プレートだ。レジェンドでもある若い(マルセロ・)ガジャルド監督の下で、彼らはコパ・スダメリカーナ、そしてコパ・リベルタドーレスまで手に入れた。クラブワールドカップの決勝でバルセロナとも対戦したが、南米最高のチームでも欧州最高のチームとは戦えない。その間には大きな経済的な差があるからね」

■最優秀選手
リオネル・メッシだ。彼は世界最高のチームにいる最高の選手だ。試合を変えられるし、魔法のような瞬間を作る。比較できる選手はいない。彼は信じられないような得点をいくつも決めてきた。お気に入りはCLの準決勝で(バイエルンの)GKマヌエル・ノイアーを相手に決めたものだね。彼はまたバロンドールを取るべきだよ」

■南米最優秀選手
「カルロス・サンチェスだね。ウルグアイ代表でナンバー8をつけてプレーした。ゴールを決めるし、セットプレーもうまい。彼は31歳だが、29歳になるまで代表チームでデビューできなかった。しかし、それから重要な選手になっている。リーベルで彼はコパ・リベルタドーレスに勝つための原動力になった」

■最優秀監督
「(バルセロナの)ルイス・エンリケだね。明白だよ。世界最高の選手たちをドレッシングルームでコントロールしている。それが素晴らしい。ビッグクラブの監督には、並外れた強さが求められる。しかし、彼はファーストシーズンで選手からの尊敬を勝ち取ったし、彼らも成長した。バイエルンのペップ・グアルディオラもまだ信じられない監督だ。しかし、彼のチームは、昔の同僚であるエンリケと対戦したときに賢くなかった」

■ベスト代表チーム
「僕はウェールズの専門家ではないが、彼らを見たときには本当に印象深かったね。特にベルギーに勝利したときは。彼らは今FIFAランク一桁に達しているね。ウェールズはウルグアイに似ている。300万人しかいない国だ。ウェールズが同じように学んでいてくれて嬉しいね」

■最大の失望
「オランダだ。多くの偉大な選手を備えているし、素晴らしいサッカーを見せてきた歴史がある。彼らはトロフィーを争うべき存在だが、ユーロ2016に出場できなかった」

■最高のファン
「ウルグアイに戻ったとき、親善試合でファンの前に紹介された、驚いたね。3万人のファンが歓迎してくれて、多くの愛とサポートを感じられた。我々は前季リーグで優勝することが出来たし、2月にはリベルタドーレスでプレーする。その時、我々は新しいスタジアムへ移動する」

■南米の若手最高の選手
「マウロ・アランバリは、デフェンソール・スポルティングでプレーしている20歳の若手だ。彼は点を取るし、ボールを持ったときの動き方を理解しているし、運動量もある。彼はU-20の代表チームでプレーしている。注目だよ」

■欧州で見るべき南米人選手
「マティアス・クラネビッテルだ。22歳の彼はリーベル・プレートにいるが、アトレティコ・マドリードへと移籍することが決まっている。スペインで大きなものを期待できると思うよ」

■最高の試合
「魅力的だったのは、ユヴェントスがサンティアゴ・ベルナベウでレアル・マドリードと戦った試合だ。チャンピオンズリーグの準決勝でね。マドリードの選手は全てが偉大だが、ユヴェントスは経験豊かなディフェンスがあった。守備で彼らを苛立たせた。しかし、彼らは試合の中盤に戦術を変えなければならなかった。アウェーゴールの差でビハインドになってしまったからだ。レアル・マドリードは決勝でクラシコを戦う準備が整ったかに見えたが…ユヴェントスはゴールを決めた。元レアルのアルバロ・モラタがね」

(記事提供:Qoly)

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