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柿谷の同僚が「一流のフェアプレー」…自己申告で主審の判定を訂正

2015.11.14

バーゼルに所属するスイス代表FWエンボロ [写真]=Getty Images

 スイス・スーパーリーグのバーゼルに所属するFW柿谷曜一朗の同僚、スイス代表FWブリール・エンボロが、8日にホームで行われたグラスホッパーズ戦で見せたフェアプレーが話題となっている。12日のイギリス紙『デイリーミラー』などが報じた。

 2-3の劣勢で迎えた後半41分、バーゼルが相手ゴール前で猛攻を仕掛けた際、シュートがエンボロに当たってゴールラインを割ったが、主審は誤ってコーナーキックの判定を下した。しかし、同選手はボールが自分に当たったことを主審に報告。判定はゴールキックへと訂正された。

 エンボロが自己申告して判定が覆った際には相手チームの選手たちが拍手やキスで同選手のフェアプレーを称え、主審もエンボロに手を差し伸べて感謝の意を示した。試合を実況したコメンテーターら「素晴らしい、超一流のフェアプレーだ」と称賛した。

 同試合終盤はグラスホッパーズが守勢に回っていただけに、貴重なコーナーキックがバーゼルに与えられていれば同点ゴールにつながった可能性もあったが、この場面の動画がソーシャルメディア上でも「模範的行動」、「最高のフェアプレー」などと拡散されて話題となっている。

 なお、エンボロは後半ロスタイムにペナルティエリア内で相手DFに倒され、バーゼルはPKをアピールしたが、不運にも主審に見逃されている。

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