アルビレックス新潟シンガポールがタンピネスに敗れた
2015Sリーグ(シンガポールリーグ)第19節が13日に行われ、リーグ優勝の可能性はなくなったもののクラブ史上最高位の2位を目指すアルビレックス新潟シンガポール(勝点42)と、この試合を勝たなければ優勝の可能性が消滅する2位のタンピネス・ローバーズ(勝点44)が対戦した。
5分、アルビレックス新潟シンガポールはロングボールに抜け出したFW多木理音が強烈なシュートを放つが、GKに弾き出されてしまう。対するタンピネス・ローバーズは9分、CKを獲得するとヘディングシュートがポストを弾くがこれは枠を外れる。19分にはアルビレックス新潟シンガポールはボールを奪ったMF木暮郁哉がすぐさまミドルシュートを狙うがGKの正面。33分にもDF山田樹の左サイドからのクロスにFW多木理音が飛び込むが枠を外す。互いに決定機を多く作れず、スコアレスで前半を終えた。
先制点を挙げたのはタンピネス。54分、右サイドからクロスを送るとゴール前に飛び込みヘディングでゴール。均衡を破ることに成功する。攻撃の手を緩めないタンピネスは71分にはペナルティエリア手前、ほぼ正面からFKを獲得。しかし、直接狙ったシュートは壁に当たりゴールを逸れてしまう。
なかなか攻撃のリズムを掴めないアルビレックス新潟シンガポールだったが77分、DF山田幹也の右サイドからのクロスにFW多木理音が合わせる。いい形ではあったもの、シュートはゴール右に逸れてしまい同点とはならなかった。アディショナルタイムにはペナルティエリア左外からのFKを獲得するとMF木暮郁哉がエリア内にボールを送る。一旦は跳ね返されるがさらにボールをゴール前に送り、こぼれ球を最後はFW多木理音が右足でシュート。アルビレックス新潟シンガポールはこの試合最大の決定機であったものの惜しくもゴール右に逸れ、そのまま試合終了。
勝点を伸ばすことのできなかったアルビレックス新潟シンガポールは、2位の可能性が消滅。一方で勝点を47に伸ばしたタンピネス・ローバーズは首位ブルネイ・ディーピーエムエム(勝点49)と勝点2差へ迫り、最終節での逆転優勝の可能性を残した。アルビレックス新潟シンガポールの次節はリーグ戦最終節11月21日(土)、ホームでホーガン・ユナイテッドと対戦する。
【スコア】
アルビレックス新潟シンガポール 0-1 タンピネス・ローバーズ
【得点者】
0-1 54分 ロドリゴ・トシ(タンピネス・ローバーズ)
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト