ドログバが移籍後初の先発出場を果たした(写真はモントリオールの公式ツイッター:@impactmontreal)
MLS(メジャーリーグサッカー)第24節が5日に行われ、モントリオール・インパクトとシカゴ・ファイアーが対戦した。
この日、MLSで初のスタメン入りを果たしたモントリオール所属の元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバが、移籍後初ゴールを含む3得点でハットトリックを達成しチームを勝利に導いた。
試合は27分にモントリオールの先制で動く。左サイドのナイジェル・レオ・コーカーからのクロスに、DFを背負ったドログバが反転しながらのトラップ。ゴール前でフリーになると右足シュートで押し込み、自身移籍後初ゴールで先制点を奪った。しかしモントリオールは36分、シカゴにPKを献上すると、これをジェフ・ラレンタウィックツに決められ同点とされる。
だがモントリオールも42分、左CKからマルコ・ドナデルが中央にボールを供給。相手GKは反応するもクリアできず、ファーサイドに走りこんだヴァンドリル・ルフェーヴルがヘディングで押し込みゴールネットを揺らした。勝ち越しに成功したモントリオールだったが、44分に再び追いつかれる。シカゴは、右サイドのケネディ・イグボアナニケからのグラウンダーの折り返しに、中央のジルベルトが右足で合わせて同点弾を奪った。前半はこのまま2-2で折り返す。
後半、先にゴールを挙げたのはシカゴ。59分、右CKからイグボアナニケがヘディングで合わせてネットを揺らした。だが直後の61分、モントリオールの反撃が実る。ペナルティエリア手前左でFKを獲得すると、早いリスタートからエリア内左に抜け出したドログバが、左足でシュートを突き刺し同点。さらに65分、右サイドからのクロスに、ファーサイドでフリーだったドログバが右足のダイレクトボレーを放つ。相手GKが反応し一度はセーブするも、体勢を崩してしまう。その間にドログバが詰めて、ヘディングでこぼれ球を押しこんだ。ドログバは立て続けのゴールでハットトリックを達成。チームも逆転に成功した。
試合はこのまま終了。打ち合いを制したモントリオールが4-3で勝利を収めた。モントリオールは次節、12日に元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードが所属するロサンゼルス・ギャラクシーとアウェーで対戦する。
【スコア】
モントリオール・インパクト 4-3 シカゴ・ファイアー
【得点者】
1-0 27分 ディディエ・ドログバ(モントリオール)
1-1 36分 ジェフ・ラレンタウィックツ(シカゴ)
2-1 42分 ヴァンドリル・ルフェーヴル(モントリオール)
2-2 44分 ジルベルト(シカゴ)
2-3 59分 ケネディ・イグボアナニケ(シカゴ)
3-3 61分 ディディエ・ドログバ(モントリオール)
4-3 65分 ディディエ・ドログバ(モントリオール)