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シャビがレアルのカシージャスに対する扱いを非難「敬意を欠いた」

2015.07.15

2014年までスペイン代表でともにプレーしたカシージャス(奥)とシャビ(手前) [写真]=Getty Images

 アル・サッドに所属する元スペイン代表MFシャビは、スペイン代表GKイケル・カシージャスに対するレアル・マドリードの扱いが敬意を欠いていたと非難した。イギリス紙『ガーディアン』やイギリスメディア『BBC』などが14日付で伝えている。

 ポルトへの移籍が決定した元レアル・マドリード主将のカシージャスは、涙を流しながら単独で退団会見を行った。しかし、フロンティーノ・ペレス会長がカシージャスをチームから追い出したと同選手の両親が非難したことで、レアル・マドリードのフロントは批判を浴びることとなっている。

 13日には本拠地サンティアゴ・ベルナベウで退団セレモニーが行われ、数百人のサポーターが集って16年間をレアル・マドリードで過ごした34歳の守護神に別れを告げたが、ペレス会長の挨拶の際にはサポーターからブーイングが飛んでいた。

 カシージャスの移籍に関して、スペイン代表の元同胞でもあるシャビは、「彼に今起こっていることは後味の悪さを残すだろう。近年、彼はプレーを楽しんでいるようには見えなかった。スペイン国民みんながこのことについて考えるべきだと思う。あれほど輝かしい功績を残したスポーツ選手が敬意を欠いた扱いをされるなんてことはあってはならない。人々は選手たちが成し遂げたことでなく、その欠点にばかり注目する。ときに悪意をもってね」と述べている。

 さらに、「最近のイケルを見ていると、彼が強いプレッシャーのもとでプレーしていたと感じる。あたかも全ての試合で彼が偉大なゴールキーパーであることを証明しなければならないかのような。彼はいつも感じていた喜びを失ってしまっていた。ポルトに移籍することになり、彼はそこで英雄として迎えられるだろう。イケルがここ(スペイン)を離れることで、スペイン人は彼に対する感謝の気持ちを思い起こすことになると思うよ」と、自身の見解を示した。

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