2015.06.09

FIFA汚職事件にイブラら大物手がける代理人が喝「透明でなければ」

ライオラ
大物選手の代理人を務めるライオラ氏 [写真]=Getty Images
イタリア・ジャーナリスト協会会員。ミラノ在住。

文=赤星敬子

 アメリカ連邦捜査局(FBI)により、国際サッカー連盟(FIFA)の幹部など逮捕者が出た贈収賄容疑事件で世界中のサッカー関係者やサポーターに激震が走っている。しかも、直後に行われたFIFA会長選挙では1998年から現職にあるゼップ・ブラッター氏が再選し、「辞任すべき」と非難の声を数多浴びた末、わずか4日後に辞任するというドタバタ劇を演じた。そんな中、ヨーロッパを中心に、数多くの大物選手を担当する代理人、ミーノ・ライオラ氏が口を開いた。

 同氏が代理人を務めるのはマリオ・バロテッリ、ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ポール・ポグバ、ロビーニョらトッププレーヤーたちだ。歯に衣着せぬ発言で、これまでにも何度も世間を騒がせてきた。ミランのシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長の「イブラが戻ってきてくれたら大歓迎だ」とのラブコールにも、「もはやビッグプレーヤーがイタリアに戻ることはない」とあっさり言い切った。

 そのライオラ氏は以前から反ブラッター会長派として知られ、行動も起こしていた。今回発覚した事件について、どう考えているのか。「FIFAに対してアクションを起こすため、私は弁護士たちを代理人仲間のもとに送り、コンタクトをとって何らかの動きを起こそうと試みた。これは挑発しているのではなく、ようやくこれらの不透明なグループが独占していた多額の金額やそのシステムに、別れを告げる最初の一歩にすぎない。サッカー界は透明でなければならない。FIFAの腐敗を再建するためには、パワーが必要だ」と語った。

 また「ブラッターのポストを狙っているのではない。私の仕事分野ではなく、でしゃばった行動だと自認している。ただ多額の不透明な金銭の流出は、FIFA幹部と銀行経由でルートをたどればよいのではないか。財政面でのフェアプレーは誰でも興味を持つだろう」と対策を練っている。そして、欧州サッカー連盟(UEFA)や各国リーグ連盟にも財政面でクリアな見直しを、と喚起を促している。

 ブラッター会長が就任した1998年から、サッカー界はビジネスの言葉に代表されるようになった。選手の移籍金はもとより、ケタ外れのスポンサー料や試合の放映権、そしてワールドカップなどの誘致に莫大な金額が動いたといわれる。一日も早い事件の全容解明を待ちたい。

欧州リーグ順位表

リヴァプール
3pt
チェルシー
3pt
ボーンマス
3pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
84pt
シャルケ
63pt
ホッフェンハイム
55pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
93pt
アトレティコ・マドリード
79pt
レアル・マドリード
76pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
95pt
ナポリ
91pt
ローマ
77pt
欧州順位をもっと見る