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ドゥンガ体制で8連勝のブラジル代表…注目が集まるコパ・アメリカ直前の強化試合をCSテレ朝チャンネル2が生中継

2015.06.05

堅実的な戦い方でチームを勝利に導いているブラジル代表のドゥンガ監督 [写真]=Getty Images

 南米最強国を決める戦いコパ・アメリカ(サッカー南米選手権)が、チリで現地6月11日に開幕する。コパ・アメリカは南米サッカー連盟が主催し、4年ごと行われる各国代表による国際大会で、南米サッカー連盟に加盟する10カ国と招待国2チームを加えた12カ国で優勝を争う。優勝チームには、2017年のFIFAコンフェデ―ションズカップの出場権が与えられる。

 大会には、ヨーロッパ各国リーグで主役を担うリオネル・メッシ(アルゼンチン代表/バルセロナ)、ネイマールブラジル代表/バルセロナ)、ハメス・ロドリゲス(コロンビア代表/レアル・マドリード)、アルトゥーロ・ビダル(チリ代表/ユヴェントス)といったトッププレイヤーが参加。一方で、新たなスターが誕生する大会としても知られ、才能発掘の舞台として注目度が高い。

 2014年のワールドカップで準優勝した主力が中心のアルゼンチン、前線に豊富なタレントをそろえるコロンビア、前大会優勝国ウルグアイ、開催国チリと優勝候補が上がる中、今大会の本命と目されているのがブラジルだ。

 自国開催のW杯ではドイツに歴史的大敗を喫したものの、その後に発足した第二次ドゥンガ体制では8試合全勝。“勝利至上主義”の指揮官は、中盤以下に堅実なタレントを集めて安定した守備ブロックを築き、ネイマールの決定力と両サイドMFのスピードや個人技を生かした堅守速攻をベースにチームを立て直しつつある。W杯後は、ダニーロやコウチーニョ、ロベルト・フィルミーノらが台頭し、世代交代も着実に進み、母国で失った威厳を取り戻す準備は整いつつある。

 2大会ぶりの戴冠を、サッカーの母国復興を狙うブラジルは、大会前にメキシコ、ホンジュラスと対戦。大会前、最後の調整試合となる注目の2戦を、テレ朝チャンネル2が独占生中継する。

 テレ朝チャンネル2で放送するブラジル対メキシコで、解説を担当する元日本代表の岩本輝雄氏は、「ブラジル代表は、守備を固めてロングフィードや精度の高い速攻を武器に結果を残している。センターバックの2枚とダブルボランチを加えた『4人の守備ブロック』が機能していて、8試合で2失点という堅守を見せている」とブラジルの特徴を分析。対するメキシコは「持ち味のショートパスをつないで攻撃を組み立てたれるかがポイント。ブラジルの中央をかいくぐり、前線で起点を作れないとブラジルの速攻の餌食になる」と試合の展望を話す。

 過去にも名勝負を繰り広げてきたブラジル対メキシコは、日本時間6月8日(月)4:50から、コパ・アメリカ前最後の強化試合となるブラジル対ホンジュラスは、同6月11日(木)9:50からCSテレ朝チャンネル2で生中継される。

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