スイス・スーパーリーグ歳29節が26日に行われ、グラスホッパーと、U－22日本代表FW久保裕也が所属するヤング・ボーイズが対戦した。
試合の立ち上がりは、ホームのグラスホッパーが攻勢を見せるも、先制したのはヤング・ボーイズだった。27分、味方のスルーパスでレナト・シュテッフェンがエリア内左に抜け出して、横パスを選択。走り上がっていた久保が右足でゴール右隅に流し込み、今シーズンのリーグ戦で5点目となる先制点を獲得した。前半はヤング・ボーイズの1点リードで折り返す。
後半は開始直後にヤング・ボーイズが追加点を決める。46分、ロングパスからアレクサンデル・ゲルントがエリア内左に抜け出して中央へクロスを入れる。そのボールにギョーム・オアロが頭で合わせてゴールネットを揺らした。
その後、スコアは動かず試合は終盤に突入。すると72分、グラスホッパーは、左サイドのカイオからの折り返しに、ゴール前に飛び出したヨリク・ラヴェが右足で合わせて、1点を返した。
ヤング・ボーイズの1点リードで終了かと思われた後半アディショナルタイム。グラスホッパーは、エリア手前中央でパスを繋ぎ、アミール・アブラシがエリア内左のカイオにラストパスを送る。カイオはダイレクトで右足を振り抜き、ゴール右隅に決めて、グラスホッパーが土壇場で同点に持ち込んだ。
試合はこのままタイムアップ。ヤング・ボーイズは2点のリードを守りきれず、グラスホッパーと2－2の引き分けに終わった。
【スコア】
グラスホッパー 2－2 ヤング・ボーイズ
【得点者】
0－1 27分 久保裕也（ヤング・ボーイズ）
0－2 46分 ギョーム・オアロ（ヤング・ボーイズ）
1－2 72分 ヨリク・ラヴェ（グラスホッパー）
2－2 90＋2分 カイオ（グラスホッパー）