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イラン代表監督が退任へ…協会や政界からの圧力か「私は望んでいない」

2015.03.21

辞任に追い込まれたケイロス監督 [写真]=Getty Images

 イラン代表を率いるカルロス・ケイロス監督が、同代表監督を辞任することが明らかになった。20日付の大手メディア『ESPN』など各メディアが報じている。

 2011年からイラン代表の監督を務めるケイロス監督は、昨年のブラジル・ワールドカップではグループ最下位に終わったものの、準優勝のアルゼンチン代表を苦しめるなど、一定の成果を収めた。そして、その手腕が認められる形となり、昨年9月には2018年まで契約を延長していた。

 しかし、イラン国営通信社『ファルス』によると、3月末に行われる国際親善試合のチリ代表戦とスウェーデン代表戦において、自身が招集を望んだFWサルダル・アズムンとFWアリーレザー・ジャハーンバフシュの2名が、強制的にオリンピック代表へ招集されたことで、イランサッカー連盟やイラン・スポーツ省と対立し、関係にが悪化していたようだ。

 退任が決まったとされる同監督は「私は退任することを望んでいなかったし、考えたこともなかった。私にどうこう出来る問題ではなく、私の決断ではなかった。私のボスもそれを望んでいなかったが、残念なことに双方合意の下で契約を解除する。圧力を受けたことでね」と、自身や一部の関係者は望んでいなかったものの、外部からの圧力を受けて、辞任に追い込まれた模様。

 ケイロス監督は、26日に行われるチリ代表戦と、31日に行われるスウェーデン代表戦終了後に退任すると伝えられている。

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