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ザルツFW南野、攻守に手応えも「自分が勝ち越し点を奪いたかった」

2015.03.16

グラーツ戦に出場した南野拓実(中央) [写真]=原田亮太

 オーストリア・ブンデスリーガ第25節が15日に行われ、FW南野拓実が所属するザルツブルクはシュトゥルム・グラーツと対戦し2-1で勝利した。先発出場した南野が、試合を振り返っている。

 南野は試合後、「いつもよりシュートも打てましたし、前にアグレッシブに関われた部分もあったし、コンビネーションで崩していける場面もあったんで、攻撃で手応え感じました」と攻撃面について語ると、「ウチがやりたいようにアグレッシブに仕掛けてボールを奪うってところも、良い場面あったんで全体的に良かったと思います」と守備面でも満足している様子。

 だが、不発に終わったため、「やっぱり最後の結果のところで自分が勝ち越しゴールを奪いたかったっていう想いもあります」と、ゴールへの強い気持ちも示した。

 前半を1-1で折り返した同試合。後半に入って連携が良くなったが、南野は「チームとしてもう1つアグレッシブに、シンプルにボールをはたいて、どんどん前にっていうのを言ってました」とハーフタイムで受けた監督の指示を明かした。そして「後半の方が個人的には手応えがあったんで、そういうイメージをもって前半から、これからやっていければいいかなと思います」とコメントしている。

 後半には何度かチャンスが訪れていた南野だが、「最後もうちょっと冷静に流し込めればと思うし、それは最後こだわっていきたいと思います」と不発に終わったことを悔やむが、「今日の崩していけた場面はその中で自分たちのやりたいことを、自分が結構キレイにやれたんで、それは良かったかなと思います」と崩しに関わったことには満足を示している。

 また、試合全体を振り返って、「今日良かった場面っていうのをもっと関わっていけるようにしたいと思いますし、後半の距離感とか、攻撃の質っていうのを、前半から関わっていければ個人的にはもっと良くなると思うし、チームとしてもプラスになると思う」と今後の課題を挙げた。そして、後半の途中で交代となった南野は、「(交代は)点決めてたらどうなってたか分からないですし、それは次の課題として受け止めていければいいと思います」と、次は結果を出すことを誓った。

 最後に、リオデジャネイロ・オリンピック1次予選に臨むU-22日本代表に選ばれたことについては、「まず選ばれて光栄ですし、予選突破のために全力で頑張りたいと思ってます。その前にチームの試合が残ってるんで、そこで結果を出すってことを今は考えているんで。行ったらしっかり頑張っていきます」とコメントしている。

 ザルツブルクは次節、21日にアウェーでヴォルフスベルガーと対戦する。 

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