今季終了後のトロントFC入りが発表されたジョヴィンコ [写真]=Getty Images
MLS(メジャー・リーグ・サッカー)のトロントFC(カナダ)は19日、ユヴェントスに所属するイタリア代表FWセバスティアン・ジョヴィンコと2015年シーズンの契約を結んだことをクラブ公式HP上で発表した。
ジョヴィンコとユヴェントスの契約は2015年6月に契約満了を迎え、今シーズン終了後にトロントFCへフリー移籍をする予定になっている。
移籍が決まったジョヴィンコは「今日トロントFCと契約できたことにとてもワクワクしている。夏にチームに加わるのが待ち遠しいよ。トロントの町については色々素晴らしことを聞いてきた。きっと家のように感じることが出来るだろう」と、率直に移籍の喜びを語った。
一方で「でも僕はまだユヴェントスの選手だ。ユヴェントスとファンのために多くのことを達成したいし、ユーヴェに全てを捧げてから、この夏にシャツを着替えるとするよ」と、下部組織から育ったユヴェントスでタイトルを獲得し、カナダに発つことを誓っている。
今月26日に28歳の誕生日を迎えるジョヴィンコは、ユヴェントスの下部組織出身で、ユヴェントスがセリエB(2部)に所属していた2007年5月のボローニャ戦でプロデビュー。07-08シーズンはエンポリにレンタルされセリエAでの経験を積んだ。08-09シーズンから2年間ユヴェントスでプレーするものの出場機会は多くなく、2010年8月にパルマへレンタル移籍を果たす。パルマでは1年目からエースとして活躍し、2年目には36試合で15得点を記録してクラブの上位進出に貢献している。
12-13シーズンに、満を持してユヴェントスに復帰を果たしたが、31試合で7得点と期待に応えることが出来ず、13-14シーズンからはアルゼンチン代表FWカルロス・テベス加入もありFWの控えにまわってしまった。
イタリア代表としては2011年2月のドイツ代表戦でデビュー。2012年のユーロ2012のメンバーにも選ばれ、翌年のコンフェデレーションズカップにも出場。第2戦の日本代表戦では決勝ゴールを決めていた。