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広州恒大、カンナヴァーロ氏が新監督に就任…リッピ前監督も残留

2014.11.05

広州恒大の新監督就任が決まったカンナヴァーロ氏(中央)とリッピ前監督(右) [写真]=ChinaFotoPress via Getty Images

 元イタリア代表DFのファビオ・カンナヴァーロ氏は5日、自身のツイッターを更新し、中国スーパーリーグの広州恒大の新指揮官に就任することを明らかにした。マルチェロ・リッピ監督の後任となる。なお、同クラブは公式HPで「カンナヴァーロがコーチングチームに正式参加する」と伝えている。

 広州恒大は、2日に行われたスーパーリーグ最終節で山東魯能と1-1で引き分け、2位の北京国安に勝ち点差3をつけて優勝。4シーズン連続4回目のリーグ制覇を果たした。同日に、2012シーズンから同クラブを率いているリッピ監督が監督業からの引退を表明していた。

 カンナヴァーロ氏は1973年生まれの41歳。ナポリの下部組織出身で、パルマやインテル、ユヴェントス、レアル・マドリードと強豪クラブを渡り歩き、2011年にUAEのアル・アハリで現役を引退した。イタリア代表としても長きに渡って活躍し、2006年のドイツ・ワールドカップでは主将として優勝に貢献した。現役引退後は、アル・アハリのアンバサダーや解説者などを務めていた。監督就任は今回が自身初となる。

 なお、『FIFA.com』は同日、カンナヴァーロ氏が新監督として記者会見の場で正式発表されたことを伝えたうえで、同氏の役職名が「エグゼクティブ・ヘッドコーチ」であること、リッピ前監督も「ヘッドコーチ」として同クラブに残留することを併せて記している。

 リッピ前監督は会見で「私はまだチーフディレクターであり、ヘッドコーチだ。ただ、毎日ピッチ上にいるわけではなくなるだけだ。数日ごとにチームをチェックする」と今後の職務形態を明かし、「家族が問題を抱えた時、私は何もできなかった。半年おきにしか帰れなかったんだ。だから、2カ月ごとに帰ることができるように、エクゼクティブ・ヘッドコーチを探す必要があり、それをチームに提案した」と、カンナヴァーロ氏招へいの理由を語っている。

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