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アッガー、ポケットマネーでホームレスW杯出場の母国代表を支援

2014.09.10

ホームレス・ワールドカップに出場する母国デンマーク代表を支援するアッガー [写真]=Liverpool FC via Getty Images

 昨シーズンまでリヴァプールでプレーし、現在はデンマークのブレンビーに所属するデンマーク代表DFダニエル・アッガーが、10月にチリで開催されるホームレス・ワールドカップに出場するデンマーク代表に寄付を申し出たことが明らかになった。9日付のイギリス紙『ミラー』が報じている。

 デンマーク代表の8名には、チリの首都サンティアゴに向かうための旅費約2万クローネ(約37万円)が足りなかった。チームのピンチにアッガーは、彼らの旅費を自費で賄うことを申し出た。慈善活動家のフリッツ・アルストレーム氏はデンマークの放送局『TV2』のインタビューに応え「アッガーと話して、『(チリへ)向かうにはあと2万クローネが足りない』と相談したんだ。そうしたら彼は何の躊躇いなしに『僕がそれを払うよ』と言ってくれたんだ。気品に勝るものはないけど、ダニエルはフィールドの外でもそれを備えている。プレーにも人格にもね」と支援を申し出てくれたアッガーが、人格者であることを語った。

 2003年から毎年開催されているホームレス・ワールドカップは、大会前年にホームレスをしていた16歳以上の選手で争われ、GK1人、フィールドプレイヤー3人の4人制で行われる。前回優勝国はブラジルで、これまでイタリア、スコットランド、ブラジルが最多2回の優勝を経験している。2010年からは男子の大会に続き、女子の大会も開かれ、前回大会はメキシコが2連覇を果たした。

 8月12日にはパリSG所属のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、同月ブラジルで開催された知的障害者のワールドカップ「INAS-FID世界選手権」に出場したスウェーデン代表を支援したことが話題になっていたが、アッガーはそれに続くこととなった。

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