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シエラレオネ代表FWカマラ、エボラ出血熱で深刻な状況の母国に心痛

2014.09.09

プレミアリーグでプレー経験のあるケイ・カマラ(中央) [写真]=Getty Images

 ノリッジやミドルズブラでプレー経験のあるシエラレオネ代表FWケイ・カマラが、西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱について言及した。イギリスメディア『BBC』が伝えた。

 エボラ出血熱は現在までに2000人以上の死者を記録し、西アフリカを中心に大きな問題となっている。カマラの母国であるシエラレオネは西アフリカに位置し、主な感染被害国として約500人が犠牲者になった。

 カマラは、母国の深刻な状況に心を痛めていると語った。

「国が混乱していた時、僕はシエラレオネにいた。最初、人々は真剣に考えていなかったんだ。だけど、今は手遅れの状況になってしまった」

「僕が生まれた病院では、エボラ出血熱の患者を助けるために、7人の看護師が感染して死んでしまった。本当に悲しいよ。僕たちは、他国からのサポートを本当に望んでいる」

「今、僕たちはコートジボワールにいる。でも、シエラレオネから来たというだけで、僕たち全員がエボラに感染していると見られる」

「たとえ、ヨーロッパに住んでいても人々は僕たちから離れていく。皆が僕たちを恐がっているんだ」

 現在、シエラレオネはアフリカネーションズカップ予選のコンゴ代表戦(ホーム開催)を控えているが、エボラ出血熱の流行により、試合の開催が危ぶまれている。しかし、ケイ・カマラは試合の開催を望んでいる。

「ホームで試合ができると思っている。CAF(アフリカサッカー連盟)は僕たちを出場停止にするかもしれない。でも、僕たちは撤退したくない」

(記事/超ワールドサッカー)

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