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サッカークラブの所有者はどんな人物? オーナー富豪ランキング

所有資産額が1位のウスマノフ氏、2位のミッタル氏、3位のアブラモヴィッチ氏 [写真]=Getty Images

 米経済誌『フォーブス』は、世界のサッカークラブチームの富豪オーナーランキング2014年版を発表しました。起業家、元起業家、投資家、元首相など興味深い人物が富豪オーナーランキングにランクインしています。

■サッカークラブチームの富豪オーナーランキング

 2014年3月、『フォーブス』は、サッカークラブチームの富豪オーナーランキング2014年版を発表しました。ランキングのトップ10は、以下の通りです。(カッコ内は、クラブ名。金額は、オーナーの保有資産であり、サッカークラブへの投資金額とは異なります)

1位 アリシェル・ウスマノフ(アーセナル) 186億ドル
2位 ラクシュミー・ミッタル(クイーンズ・パーク・レンジャーズ) 167億ドル
3位 ロマン・アブラモヴィッチ(チェルシー) 91億ドル
4位 シルヴィオ・ベルルスコーニ&ファミリー(ミラン) 90億ドル
5位 ディートマー・ホップ(ホッフェンハイム) 70億ドル
6位 スレイマン・ケリモフ(アンジ・マハチカラ) 69億ドル
7位 スタン・クロンケ(アーセナル) 56億ドル
8位 マイク・アシュリー(ニューカッスル) 55億ドル
9位 マルコム・グレーザー&ファミリー(マンチェスター・U) 41億ドル
10位 シャヒド・カーン(フルアム) 41億ドル

 なお、9位にランキングされた日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・Uのオーナーであるマルコム・グレーザー氏は、5月28日に死去しました。86歳でした。

■富豪オーナーランキング1位はこの人!!

 富豪オーナーランキング1位は、アーセナルの大株主であるアリシェル・ウスマノフ氏(保有資産:186億ドル)です。『フォーブス』によると、ウスマノフは、サッカークラブ富豪オーナーランキング1位であるばかりでなく、世界富豪ランキング40位、ロシア富豪ランキング1位となっています。ウスマノフは1953年9月9日生まれ、ウズベク・ソビエト社会主義共和国ナマンガン州出身のロシア連邦の大実業家で、ガスプロム・コンツェルンの最重要人物、巨大冶金工業企業ウラル・スチールミハイロフスキーおよびレベジンスキー採鉱選鉱一貫工場、オスコリスキー電気冶金工場(メタロインベスト・ホールディングとの合弁)の共同経営者とされます。2011年、ウスマノフは、アーセナルの株式保有を29%まで増やしました。

 2014年3月、投資家でもあるウスマノフは米アップルとフェイスブックの株式を売却し、アリババ・グループ・ホールディングなど中国テクノロジー企業の株式に資金を投じたと報道されています。ウスマノフの資産運用会社USMアドバイザーズは、「当社の海外インターネット企業の投資ポートフォリオでは、約70-80%が中国企業だ」とした上で、投資の大半は「アリババ、JDドットコムなど大きなポテンシャルを持つ企業だ」と言っています。ウスマノフは2013年にアップル株を約1億ドル(約102億円)相当購入したが、今年に入って売却。また、以前大株主であったフェイスブック株についても段階的に売却していると言われます。

■ミランのオーナーはこの人!!

 ミランのオーナーと言えば、この人!! 28年間にわたりミランのオーナーを務めている元イタリア首相、シルヴィオ・ベルルスコーニ氏。ベルルスコーニは、建設業にはじまりメディア王となった後、政界進出しました。ベルルスコーニは政治家としてだけでなく、サッカークラブのミラン会長・オーナーとしての側面も持っています。1986年、ベルルスコーニは低迷していたミランを手に入れ、黄金期をつくりました。ミランはそれまですこぶる低迷していましたが、元々このクラブのファンであったベルルスコーニの会長就任後、セリエAの3連覇や、チャンピオンズリーグでの5度の優勝など、20年以上にわたってイタリアはもとより欧州でも屈指の強豪クラブを作り上げました。また、毎年8月に父親の名を冠したルイジ・ベルルスコーニ杯という大会が開催されています。2008年5月9日、3度目の首相就任に伴って会長職を退任。オーナー職には引き続きとどまっています。2012年3月30日、ミラン名誉会長に就任。

■アーセナルの60%以上の株式保有はこの人!

 富豪オーナーランキング1位は、アーセナルの大株主であるアリシェル・ウスマノフと記しましたが、アーセナルには大株主がもう一人いて、スタン・クロンケ氏が60%以上の株式を保有しています。スタン・クロンケは、米メジャーリーグ・サッカーのコロラド・ラピッズ、米NBAのデンバー・ナゲッツ、北米NHLのコロラド・アバランチ、米NFLのセントルイス・ラムズも所有しています。スタン・クロンケは、1980年代から1990年代にかけて不動産で財をなした米国人で、奥さんはウォルマートの共同創設者の娘であり、ウォルマートの株式の遺産があります。

 マンチェスター・U、チェルシー、リヴァプールなど外国人オーナーが大半を占めるプレミアリーグにあって、アーセナルはイギリス人の主要株主たちが経営権を守り続けてきましたが、クロンケおよびウスマノフによる株式保有により、外国人の所有物となりました。しかし、アーセナルの身売りは、米国資本による2007年のリヴァプール買収ほどの大騒ぎにはなりませんでした。クロンケが始め10%弱の株式を購入し、追加購入を続けて約30%まで株式保有を既にしており、「信頼の置けるクラブの保護者」という認識がアーセナル関係者に広まっていたからだと言われます。

■まとめ

 上記のオーナーの他にも、ミッタル・スチールのCEO、インド人の中で最大の資産家ラクシュミー・ミッタル氏(ランキング2位)や、IT業界の関係者であれば懐かしい名前であるソフトウェア会社SAPの創業者であるディートマー・ホップ氏(ランキング5位)など興味深い人物がサッカークラブチームの富豪オーナーランキングにランクインしています。富豪オーナーの動向にも注目です。

(記事/ZUU online)

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