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“死の組”波乱の幕開け…コスタリカ、前回4位ウルグアイを飲み込む

2014.06.15

逆転ゴールを決めたドゥアルテ(背番号6) [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が14日に行われ、グループDではウルグアイ代表とコスタリカ代表が対戦した。

 優勝経験国3カ国が入り、“死の組”とも称されるグループD。前回大会で4位のウルグアイはセレッソ大阪所属のFWディエゴ・フォルランやエディンソン・カバーニらがスタメンとなり、5月にひざを手術したルイス・スアレスはベンチスタートとなった。一方のコスタリカは大会直前の親善試合で日本と対戦した際にも出場したブライアン・ルイスやジョエル・キャンベルが先発に名を連ねた。

 試合は15分、セットプレーの流れからウルグアイのクリスティアン・ロドリゲスが左サイドでクロス。カバーニがコースを変え、ディエゴ・ゴディンが押し込んだがオフサイドでノーゴールとなる。直後にはフォルランがFKをゴール前に送ると、相手DFのクリアミスで浮いたボールをカバーニがダイレクトで狙うが、力んだか大きく枠を外してしまう。

 徐々にペースを掴んだウルグアイは24分、左サイドでFKを得るとフォルランがゴール前に送ったボールを合わせようとしたディエゴ・ルガーノがエリア内で倒されPKを獲得。カバーニがこれを決めてウルグアイが先制する。

 コスタリカは27分、キャンベルがミドルシュートで狙うが、ゴールをわずかに捉えられず。31分にもセットプレーから最後はジャンカルロ・ゴンサレスが押し込んだが、ゴール左へ外れた。43分には左CKがゴール前を抜けるが、ファーサイドのゴンサレスはわずかに合わせられなかった。

 44分、ウルグアイはゴール左45度からフォルランがシュート。これがDFに当たり、浮き球になってゴールへ向かったボールはコスタリカGKケイラー・ナバスが下がりながら弾き出す好セーブを見せた。前半はウルグアイの1点リードで終える。

 コスタリカは後半立ち上がりの50分、ゴール正面やや離れた位置でFKを得ると、ゴール前にクリスティアン・ボラーニョスが上げたボールをオスカル・ドゥアルテがヘディングで合わせたが、GKフェルナンド・ムスレラの正面を突いた。

 攻勢をかけていたコスタリカは54分、右サイドをパス交換で崩すと、クロスボールをペナルティエリア内フリーで受けたキャンベルが、胸トラップから左足を振り抜き、豪快に決めて同点とする。

 畳み掛けるコスタリカは3分後、遠い位置でのFKをボラーニョスがゴール前左へ送ると、再びドゥアルテがダイビングヘッドで合わせる。今度はゴール右へ流し込み、逆転に成功した。

 一転して追いかける立場になったウルグアイのオスカル・タバレス監督は60分にフォルランとワルテル・ガルガノを下げ、ニコラス・ロデイロとアルバロ・ゴンサレスを送り出す。64分にコスタリカはカウンターからキャンベルがロングシュートを狙うも、ゴール左へわずかに外れた。

 70分、ウルグアイはセットプレーから最後はカバーニがヘディングシュートを放ったが、GKナバスが防ぐ。ウルグアイは76分にC・ロドリゲスに代えてアベル・エルナンデスを投入して交代枠を使い切る。

 ウルグアイが押し込む中、コスタリカはカウンターで度々脅かすと84分、スルーパスに抜け出した投入されたばかりのマルコ・ウレーニャがペナルティエリア内右からシュートを流し込み、試合を決める3点目を獲得する。後半アディショナルタイムには、ウルグアイのマキシミリアーノ・ペレイラがボールをキープしていたキャンベルを蹴り、一発退場。試合はそのまま終了し、コスタリカが3-1で勝利した。

 グループD第2節でウルグアイは19日にイングランド、コスタリカは20日にイタリアと対戦する。

【スコア】
ウルグアイ 1-3 コスタリカ

【得点者】
1-0 24分 カバーニ(PK)(ウルグアイ)
1-1 54分 キャンベル(コスタリカ)
1-2 57分 ドゥアルテ(コスタリカ)
1-3 84分 ウレーニャ(コスタリカ)

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