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ナイジェリア北東部ムビのサッカー場で爆弾攻撃…サポーター標的に

2014.06.02

 ナイジェリア北東部にあるアダマワ州のムビで1日、サッカー場で爆弾が爆発し、地元クラブの試合を観戦に来ていた、40名以上が亡くなっている。この攻撃はイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」の関与が疑われている。大手メディア『スカイスポーツ』など各メディアが報じている。

 この事件ついてムビの警察官は、匿名を条件に、「爆発は午後6時半(日本時間2日午前2時半)に起こり、地元クラブの試合終了後、サッカー場を去ろうとしていたファンが狙われた。それによって40人以上は亡くなっている」と語っている。また、メディアに事件について語ることを許可されていないため、同じく匿名を条件に、ムビ総合病院の看護師も、同警察官の証言を支持している。

 犠牲者に選手が含まれているかは明らかになっていないが、試合を見に来ていた地元民は、爆発は帰ろうとしている人ごみの中から発生したとし、「女性や子供も含まれていた」と証言。警察や看護師も多くの犠牲者はファンだと明言している。

 アダマワ州は、1年以上非常事態宣言がされている地域の1つで、ナイジェリア国軍とボコ・ハラムの間で5年も衝突が続いている。ムビは、2012年10月に学生寮が襲撃されるなど、以前も同組織による襲撃があった地域。同組織は主に、スポーツ施設や非宗教的なカリキュラムを採用している学校などを、西洋の影響があるものとし、攻撃の対象にしている。

 今回の事件は早い段階からボコ・ハラムの関与が疑われているが、ナイジェリア東部では過去にボコ・ハラムとは関与のないサッカー場への攻撃も起きている。

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