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日本と同組コートジボワール、ドログバFK弾も及ばずボスニアに敗戦

2014.05.31

ジェコの決めた先制点を喜ぶボスニアの選手たち [写真]=Getty Images

 国際親善試合が30日に行われ、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表とコートジボワール代表が対戦した。

 ブラジル・ワールドカップに出場する国同士の対戦となった同試合。ボスニアはグループFに所属し、アルゼンチン、イラン、ナイジェリアと同組。一方のコートジボワールはコロンビア、ギリシャ、日本と同組のグループCに所属している。

 アメリカで行われた同試合でボスニアはエディン・ジェコやミラレム・ピアニッチらが先発し、コートジボワールはヤヤ・トゥーレが負傷で、コロ・トゥーレが病気で欠場。ディディエ・ドログバやジェルビーニョ、サロモン・カルーといった面々もベンチスタートとなった。

 試合は17分、ロングボールをコートジボワールのDFが処理をミス。胸でバックパスしたボールが短くなると、飛び出したGKシルヴァン・グボウオが弾いたが、こぼれ球をジェコが蹴り込み、ボスニアが先制する。しかし直後にボスニアはセアド・コラシナツが負傷し、セヤド・サリホヴィッチとの交代を強いられる。

 押し込まれる時間の続いていた主力不在のコートジボワールは、セットプレーから活路を見出そうとするが、得点できない。42分には、コートジボワールDFライン裏へのロングボールをイゼト・ハイロヴィッチが頭で落とし、拾ったジェコがシュートを打つが、GKの脇を抜けてゴールに向かったボールはコンスタント・ジャクパがクリアする。直後にも抜け出したジェコがGKと1対1になる決定機を迎えたが、シュートは大きく枠を外してしまった。前半はボスニアの1点リードで折り返す。

 後半、立ち上がりコートジボワールが押し込む展開となったが53分、ピアニッチの右からの速いパスを受けたジェコが、ペナルティエリア外からワントラップ後に右足ボレーシュートをゴール左へ決め、ボスニアに追加点が生まれる。

 ボスニアは61分にズヴェズダン・ミシモヴィッチとジェコを下げ、ハリス・メドゥンヤニンとヴェダド・イビシェヴィッチがピッチへ。コートジボワールも63分にラシナ・トラオレに代え、ドログバを投入。さらに69分にもセイドゥ・ドゥンビアも送り出す。

 79分、コートジボワールはドログバのスルーパスからジョヴァンニ・シオがペナルティエリア内右でシュートするが、GKアスミル・ベゴヴィッチがセーブした。前掛かりになるコートジボワールに対し、ボスニアはカウンターで応戦する。

 2点リードのボスニアだが、心配な点も。前半に負傷で交代枠を使ったが、後半も64分に胸部を痛めたオグニェン・ヴラニェス、83分に左足首を痛めたエミル・スパヒッチがベンチへ下がっている。

 ドログバ投入後は攻撃が活性化したコートジボワールは試合終了間際の91分にゴール正面で得たFKをドログバが直接蹴り込み、1点を返したが、ボスニアが2-1で勝利している。

【スコア】
ボスニア・ヘルツェゴビナ 2-1 コートジボワール

【得点者】
1-0 17分 ジェコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
2-0 53分 ジェコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
2-1 91分 ドログバ(コートジボワール)

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