死闘となったヨーロッパリーグ決勝 [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ決勝が14日に行われ、前身のUEFAカップ時代を含め史上最多タイとなる3度目の優勝を狙うスペインのセビージャと、初優勝を目指して2シーズン連続で決勝進出したポルトガルのベンフィカが対戦した。
互いに決め手を欠いて、スコアレスの時間帯が続く展開となった。前半終了間際のアディショナルタイムには、ベンフィカが波状攻撃を仕掛けたが、セビージャのGKベトが好守を連発。両チームともに得点できずに前半を折り返した。
後半を迎えると、開始直後の48分にベンフィカが絶好機を迎える。カウンターから立て続けにロドリゴ・モレノらがシュートを放った。しかし、セビージャ守備陣の体を張った守りに防がれ、先制点とはならなかった。一方、セビージャも53分にホセ・アントニオ・レジェスがゴール前に抜け出してシュートを放ったが、わずかに枠を外してしまった。
互いに攻め合いながら均衡を破れずにいると、84分にベンフィカのリマがミドルシュートでゴールを脅かす。しかし、GKベトが好セーブ。終盤はベンフィカが押し込んだが、得点が生まれずに0-0のまま90分を終え、延長戦に突入した。
延長戦も膠着状態が続き、スコアレスのまま前後半を経過。結局、0-0のままPK戦に突入した。すると、セビージャのGKベトが2本のシュートをストップ。PK戦を4-2と制したセビージャが、連覇を達成した2006-2007シーズン以来、7シーズンぶりの大会制覇を達成。史上最多タイの3度目の優勝を果たした。