スコットランド代表戦の前日会見に出席したジンチェンコ [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップカタール2022欧州予選のプレーオフに臨むウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(マンチェスター・C)が、改めて涙ながらに平和を訴えた。5月31日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
W杯欧州予選のプレーオフは今年3月に行われる予定だったが、ロシアのウクライナ侵攻によりウクライナ代表の活動が困難となったことで、パスA準決勝スコットランド代表vsウクライナ代表、およびパスA決勝が6月に延期となっていた。
6月1日に行われるスコットランド代表との一戦を前に前日会見に出席したジンチェンコは「すべてのウクライナ人が望んでいることは一つだけ。この戦争を止めることだ」と涙ながらに訴えた。
「僕は世界中の人たちと話をした。何が起きているか理解していないウクライナの子どもたちとも話をしたが、彼らには一つの夢がある。戦争を止めることだ。しかし、サッカーに関しては僕たち自身の夢がある。ワールドカップに出場したいし、この信じられないような感情をウクライナ人に与えたいと思っている。なぜなら、今この瞬間の彼らにはそれに値しているからだ」
「僕は同じように多くの国がこれを理解していないかもしれないということも言いたい。今日はウクライナだが、明日はあなたのところかもしれない。だからこそ、私たちは団結して侵略を打ち負かす必要がある。ウクライナ人みんなが僕たちを見ていると確信している。僕たちはそのサポートを感じている。話すことはたくさんできるが、ピッチの上ですべてを証明する必要がある。母国にいる人たちを幸せに、そして誇りに思わせるように努力したい」
By サッカーキング編集部
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