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デパイがハットトリックの躍動!…オランダ、トルコを6ゴール撃破で首位奪取

2021.09.08

ハットトリックの活躍を見せたデパイ [写真]=Getty Images

 FIFAワールドカップカタール2022欧州予選・グループG第6節が7日に行われ、オランダ代表とトルコ代表が対戦した。

 ここまで5試合を戦い、3勝1分1敗の成績を残してトルコ、ノルウェーと首位の座を争っているオランダ。今節は好調のメンフィス・デパイ、フレンキー・デ・ヨングらに加え、最終ラインには主将のフィルジル・ファン・ダイクを起用した。一方、グループ首位に立つトルコもハカン・チャルハノールやチャーラル・ソユンジュら主力がスタメンに名を連ねた。

 試合は開始1分も経たずして動きを見せる。右サイドからスティーヴン・ベルフハイスがグラウンダーのボールを送ると、ヒールで流したデイヴィ・クラーセンがデパイの落としを右足のダイレクトで流し込んだ。ゴール前での完璧なワンツーでトルコ守備陣を崩し、華麗なゴールでオランダが先制する。

 勢いに乗るオランダは16分、今度はデパイがクラーセンと見事な浮き玉のワンツーを決めて抜け出す。これをトラップから右足のトーキックで決め、再びこの2人の連携からビューティフルゴールが生まれた。さらに止まらないオランダは36分、ステーフェン・ベルフワインのラストパスを受けたクラーセンがエリア内で倒されてPKを獲得。これをエースのデパイがチップキックで決め、前半のうちに3点のリードを奪った。

 前半に要ソユンジュを退場で失ったトルコに対し、後半に入っても攻撃の手を緩めないオランダは54分、左サイドからベルフワインがクロスをあげると、ファーで待っていたベルフハイスの折り返しを最後はデパイが頭で押し込む。これでエースはハットトリックを達成し、チームはリードを4点に広げた。

 これで勝負を決定づけたオランダは、早めに交代カードを使いながらもトルコにさらなるダメージを与える。80分にはスルーパスに抜け出した途中出場のフース・ティルがチームの5得点目をあげると、90分にはこちらも代わって入ったドニエル・マレンがダメ押しゴールを決めた。

 意地を見せたいトルコは90+2分、ゴール前でファン・ダイクからボールを奪い、最後はジェンキズ・ウンデルが流し込み1点を返す。

 しかし試合はこのまま終了。フィンランドに快勝したフランスはこれでEURO2020初戦のドイツ戦以来となる勝利と収め、4勝2分でグループ首位の座をキープした。

 次節、オランダは日にホームでカザフスタン代表と、フィンランドは10月9日にホームでウクライナ代表と対戦する。

【スコア】
オランダ代表 6-1 トルコ代表

【得点者】
1-0 1分 デイヴィ・クラーセン(オランダ代表)
2-0 16分 メンフィス・デパイ(オランダ代表)
3-0 38分 メンフィス・デパイ(PK/オランダ代表)
4-0 54分 メンフィス・デパイ(オランダ代表)
5-0 80分 フース・ティル(オランダ代表)
6-0 90分 ドニエル・マレン(オランダ代表)
6-1 90+2分 ジェンキズ・ウンデル(トルコ代表)

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